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シークレット・オブ・ベッドルーム

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  • サイズ B6判/ページ数 550p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784767806167
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

エジンバラ市役所、環境衛生局のレストラン監視官、ダニー・スキナー。おしゃれでスマートな若きエリートの彼は、酒とドラッグを手放せず、次から次へと女を乗りかえる。だが、ダニーの社交的な顔の裏には、出自上のある謎があった。ゲームおたくで臆病、女の子に縁がなく、いまだ童貞のブライアン・キビー。山歩きサークルの女の子へのゆがんだ妄想を、ゲーム内の女の子キャラ相手に吐きだす日々。ブライアンがエジンバラ市役所に勤めることになり、交差するはずのなかった2人の人生がクロスする。セックス、ドラッグ、アルコール、フーリガン、そして家族の物語…。複雑に絡みあうストーリーが、驚愕の結末へと怒濤のごとく流れ出す。

著者等紹介

ウェルシュ,アーヴィン[ウェルシュ,アーヴィン][Welsh,Irvine]
スコットランドのエジンバラ出身。ワーキング・クラスの家庭で育ち、10代でドロップ・アウト。パンクロック、ドラッグに溺れた後、テレビ修理、不動産会社などさまざまな職を転々とする。80年代後半から執筆活動に入り、93年に自伝的デビュー作『トレインスポッティング』(角川文庫)を発表。現代英国を代表する作家である

田内志文[タウチシモン]
1974年生まれ。埼玉県出身。翻訳家、文筆家。スヌーカーの選手としても活動しており、2006年スヌーカー・チーム世界選手権、2007年スヌーカー・アジア選手権日本代表。2007年スヌーカー全日本選手権ベスト16(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yozora

3
よくこんな大技を……と思いながら、ちゃんと決めてくるウェルシュ最高2023/02/11

勉誠出版営業部

1
アーヴィン・ウェルシュの『シークレット・オブ・ベッドルーム』を読了。これまでの作品通り酒にドラッグにセックスという描写が満載ですが、『トレインスポッティング』の登場人物が出てこないことと、SFチックな展開というところに新鮮さを感じる。そして何よりこれまでの作品群に比べて格段に読みやすかった。2015/03/20

なんで

0
シークレッ!!

takochangame

0
オタク気質なブライアン・キビーと放漫で酒飲み、ドラッガーのダニー・スキナー。相反するする二人は職場の同僚。ダニーは自分とは正反対のブライアンが気に食わず次第に憎悪に変わっていく。そんなときダニーは乱闘事件で怪我を負うが次の日には完治。そのかわりブライアンは満身創痍で出社。二人の体は互換していた。ブライアンはダニーのたくらみで仕事を奪われ体もボロボロになる一方でダニーは昇進し、キビー一家にも入り込んでいく。ブライアンは耐え切れず復讐するのだが、実は二人は…。終盤はドロドロ。かなり後味の悪い結末。2022/02/26

hagen

0
お互いに対極の世界に生きている役所に勤める二人が最初から互いに否定し嫌悪する関係に陥る事態に何か曰く因縁めいたものを感じ取る様に作者は最初から仕組んでいたのだ。すぐ目の前のにあるモノをつかみ取ろうとしては破局に向かってまっしぐらに落ちていく虚構の中でしか生きられない様に。物語は複雑に交差してオカルト的な世界にまで登りつめる。五百ページのボリュームを感じさせない充実さ。特に太い文字活字で内心を吐露させている粗暴で乱暴な文書が突き刺さる。2018/07/22

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