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キューブサット物語―超小型手作り衛星、宇宙へ

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  • サイズ B6判/ページ数 279p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784767803999
  • NDC分類 538.9
  • Cコード C0095

内容説明

大学の学生たちによって作られた、10cm角の立方体の人工衛星キューブサット。日本初の学生衛星は、今日も地球を回っている。

目次

第1章 始まりはいつもハワイ(1999.11)
第2章 キューブサット・プロジェクト始動(1999.12‐2000.11)
第3章 汗と涙の開発競争(2000.11‐2001.05)
第4章 キューブサット試練の日々(2001.05‐2001.12)
第5章 二転三転する打ち上げ(2002.01‐2003.05)
第6章 ロシア経由宇宙行き(2003.06)
第7章 打ち上げの日(2003.06.30)

著者等紹介

川島レイ[カワシマレイ]
北海道大学文学部中国文学科卒。Azusa Pacific University(米国)にて「リーダーシップ研究」でMA(Master of Arts)、国際宇宙大学(フランス)にてMSS(Master of Space Studies)取得。NPO法人大学宇宙工学コンソーシアム(UNISEC)の事務局長として企画運営に携わる。宇宙作家クラブ会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

vinlandmbit

51
古本にて入手。2000年から2003年にかけての日本初のキューブサット(超小型衛星)の開発から打上までを描いたノンフィクションドキュメンタリー。当時まだ超小型衛星を打ち上げるというしくみが全く出来ていない中、何度も窮地に立たされても打ち上げきる、作り切るという熱量を感じられ、非常に面白く読ませて頂きました。当時から20年近く経ち、本書に記載されているメンバーの顔ぶれも現在の官民宇宙業界の先端を走られている方ばかりですのでその点でも、当時のこの経験が今に活きているのだろうな、とも感じました。2021/01/26

ゆぎ🖼️

26
大学の研究生が技術を駆使してロシアの宇宙機関で作成した最軽量の衛星を飛ばそうと契約するが、他の研究機関から搭載する衛星が集まらないと打ち上げられないし、費用は返却されないということが発覚。2003年の当時は悔しかったんだろうなと感じた。現今で技術や思いが受け継がれているのを感じる。チームの人間性やエピソードもあって、どこかで手伝ったり関われたらなあと楽しく読みました。他の研究機関だけど実験をちょっと手伝っていた頃を思い出した。2020/10/23

あーてぃる

5
製作したキューブサットの国内試験でISASやNASDA(現JAXA)の施設を使わせてもらい、そこで名だたる研究者たち(一般人でも知っているのは野田司令や川口淳一郎などか)と意見を交わすなど恵まれた研究環境は、東大の中須賀研や東工大の松永研に入った学生が自ら選び掴んだ物。本来の大学進学の姿だ。「できるからやる」のではなく「やりたいからできるようになる」過程は学生らしくて微笑ましい。2018/02/20

さきこ

3
正直、文章がつたなくて読みにくい。でも、東大・東工大の学生達の真剣さや苦労がビシビシ伝わってきた。特に、マネージャーとしての心がけや注意すべきことが多く書かれていて、必要になったときに再読しようと思う。2013/05/11

黒とかげ

2
興味深くはあるが、本としてだらだら出来事を並べているだけでそこはいただけない。もう少し読みやすければ…。学生の実験としては素晴らしくあるものの、特別革新的な技術ではないかったぁ。2019/11/04

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