出版社内容情報
国語辞典には載っていない、あるいは載っていても使い方や例文がないために、学習者や日本語教師が苦労している「口語表現」「話し言葉」に焦点を当てた辞典。くだけた表現や若者言葉だけでなく古い言葉や方言も取り上げた。
一般の国語辞典には載っていない、あるいは載っていても使い方や例文が不足しているために、中上級の日本語学習者が不便を感じたり、日本語教師が指導するのに苦労している「口語表現」「話し言葉」に焦点を当てた日本語辞典。くだけた表現や流行言葉・若者言葉だけでなく、古くさい表現や慣用句・決まり文句、専門用語や方言でも、日常の「話し言葉」として使われている日本語は積極的に取り上げた。また、実社会や新聞・雑誌で使われている「ビジネス日本語」の微妙なニュアンスも分かるよう解説した。見出し語は約3,000語。
・《使い方》の項では、見出し語の「コロケーション」(語と語のつながり)を示した。
・《解説》では、見出し語の語源や由来などにも言及し、読み物としても楽しめる。(例)「シカトする」「ポシャる」「お愛想」(=お勘定)「ダサい」「おくびにも出さない」「ごり押しする」「うだつが上がらない」「にっちもさっちも」「とどのつまり」等々、豊富。
・見出し語が持つニュアンス:否定的/肯定的、上から目線/敬う気持ち、くだけた表現/かしこまった表現、丁寧/下品・粗雑、高年齢層/若者、男言葉/女言葉…といった実際の使われ方を明示した。
・《表記》の項では、その見出し語の一般的な表記法を示した。(例)「鯖を読む」「さばをよむ」「サバを読む」のいずれがよく使われる傾向にあるか、など。
・《会話例》では、よりリアルで、その見出し語に相応しい使われ方を「対話形式」で示した。また、日本人の代表的な姓名を積極的に盛り込み、振り仮名を付けた。
・学習者の便を考え、漢字には振り仮名(ルビ)をなるべく多く付けた。文脈によって読み方の変わる漢字には特に留意した。
【著者紹介】
〈監 修〉
山根智恵 (やまね ちえ) 山陽学園大学 総合人間学部 教授
〈編集委員〉
佐藤友子 (さとう ともこ) 福山平成大学 経営学部 非常勤講師
松岡洋子 (まつおか ようこ) 岩手大学 国際交流センター 准教授
奥村圭子 (おくむら けいこ) 山梨大学 留学生センター 教授
内容説明
「国語辞典」ではわからない、日常の“話し言葉”や“慣用句”を理解して使いこなすための「日本語辞典」です。