内容説明
「一般の辞書に訳語のない訳語」を満載の辞書として、翻訳家・翻訳家志願者、英語学習者に大好評の『英和翻訳表現辞典』。その誕生から30年、「基本表現・文法編」、ついに刊行!英和翻訳を半世紀以上続ける編者が、英語の基本語彙の効果的な訳し方や、翻訳に必要な英文法の知識を、わかりやすく解説。
著者等紹介
中村保男[ナカムラヤスオ]
翻訳家、評論家。1931年東京生まれ。1955年東京大学英文科卒業、58年同大学院修士課程修了。慶應大学、立教大学、早稲田大学、白鴎大学などで教師を歴任
大谷豪見[オオタニヒデミ]
早稲田大学大学院文学研究科前期課程修了。聖光学院中高等学校教諭
千代美樹[センダイミキ]
青山学院大学理工学部経営工学科卒業。大手コンピュータメーカー勤務を経て翻訳業に
久保尚美[クボナオミ]
東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。鶴見大学等非常勤講師。専門はアメリカ文学
宮本文[ミヤモトアヤ]
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程退学。東京大学大学院総合文化研究科附属アメリカ太平洋地域研究センター研究機関研究員。専門はアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
85
この本は、以前出版されている「英和翻訳表現辞典」で紹介あるいは説明しきれなかった基本的な表現やさらには翻訳していくうえで必要だと思われる文法について説明されています。本当に基本語が多くこのような訳し方があるのかと納得させられました。例えばreflectという単語は「塾考する」という訳語が普通見出されますが、「よく考えて言う」という言葉を上げている辞書は少ないようです。2025/07/09
なかたし
2
通読。時間かかった。いい本だった。普通に読み物として楽しめた。絶妙な語彙の選び方が素晴らしい。一例をあげると、in demandを引く手あまたと訳すとか。『翻訳教室』で柴田元幸と村上春樹が「意味は通じるけどなかなかた扱えない言葉を訳語に当てたいですねー」みたいなこと言ってた気がする。これはまさに、そういう訳語のための本だと思う。2013/08/03
なかたし
0
再読。2013/08/07
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- 洋書
- André Butzer