内容説明
福祉事業者やサービスの質に対する社会の目は厳しいものとなってきている。こうした状況の中、福祉事業者の間にも「経営的視点やマネジメントの手法を導入することが急務である」との認識が浸透しつつある。しかし、経営的視点やマネジメントが必要であるということは認識していても、それが“なぜ”必要なのかについて議論されることは少ないように思われる。本書は、この“なぜ(Why)”や“なに(What)”という点を重視して「福祉的視点」と「経営的視点」の両方から、理論、具体的方法、配慮すべき点などを示したものである。
目次
1 福祉サービスの実践と質の向上を目指す取り組み(対人援助の基本と心がまえ;サービスの質を確保するポイント)
2 サービスの質を支える組織体制とマネジメント(組織の本質とマネジメント;組織と個人の関係;業務改善と組織変革;サービスの特性と利用者満足;情報の活用と管理体制)
3 評価をめぐる社会福祉の動向(社会福祉の基本的方向;福祉サービス第三者評価とは;介護サービスの情報開示の標準化)



