内容説明
一括物流は、小売業の新物流戦略である。消費者との接点である店頭を起点に、最も効率的なサプライチェーンを実現する物流システムである。メーカーのチャネル戦略が生んだ業種別物流、ベンダー別物流、店直配送などを一括物流センターの構築、情報テクノロジーを駆使・総合することで、小売り主導のサプライチェーンに変換しようとする動きだ。本書は、この一括物流システムに関して、サプライチェーン・マネジメント(SCM)という視点を加えまとめたものである。
目次
第1章 チェーンストアの物流戦略と流通環境の分析
第2章 チェーンストア物流システムの変遷
第3章 チェーンストア一括物流システムの構築
第4章 サプライチェーン革新―一括物流ケーススタディ
第5章 一括物流で頭角現す物流業者の戦略
第6章 サプライチェーン・マネジメントとチェーンストアの物流改革
第7章 サプライチェーン・ロジスティクス時代におけるアウトソーシング業者への提言