内容説明
日本ほど国際的で、かつ国際化していない国はない…。本書の筆者の1人、グレン・デイビス氏の指摘である。日本は世界の諸国を相手に貿易黒字を続けている。しかし、日本のやり方を強く非難している諸外国が自由貿易体制をくずしたらどうなるであろう。本書は、長い間日本に暮らし、日本を知りつくしている4人の在日外国人による「日本人への国際化のすすめ」である。
目次
グレン・デイビス(日本は国際社会の癌なのか;貿易黒字はどこに消えたか;「醜い日本人」に敗れた「醜いアメリカ人」;日本の「脅威」;日本が孤立化する危険;日本ブームの終焉;結論―外の世界に心を開け)
ローラン・デュボワ(経済問題について;社会・文化問題について)
ユ・デ・カーン・ユスフザイ(「せっかち」な日本人;日本は世界の中で何をやってきたか;コミュニケーションの価値を軽視する日本人;第3世界の人々の声;「ジャパユキさん」問題解決への提言;マスメディアへの直言;普通のコミュニケーションが国際理解の原点;国際社会で期待される日本の役割)
ジャンマーク・ベース(陽本ラプソディ)