内容説明
本書では、まず「総論」でOECDの報告書(1995)によりながら加盟諸国の歳出統制の動向を総括的に紹介する。続いて主要諸国の分析に移り、フランス、ドイツ、イギリス、合衆国の動きを検討する。最後に、わが国の財政再建の動きを、1995(平成7)年11月の大蔵省の財政危機宣言以降の局面についてまとめている。
目次
第1章 総論
第2章 アメリカ連邦政府の財政再建
第3章 イギリスの財政健全化過程―予算編成と財政再建プラン
第4章 ドイツにおける財政赤字と財政再建
第5章 EU統合と慢性失業に揺れるフランスの財政赤字
第6章 日本の財政再建