内容説明
2月下旬、上高地入口の沢渡に住む友人に会うため、4WDで夜の雪道を行く警視庁捜査1課の夏目大介警部は、猛吹雪に巻き込まれ、冬期閉鎖中の山道に迷い込んだ。そこで彼は、吹きだまりに車ごと突っ込んで立往生している1人の若い女性に出会う。白骨温泉に向かう途中で道を間違えたという女を、大介は親切心から目的の宿まで送り届けることにした。だが、その翌朝、女の泊まった『白骨荘』で、露天風呂の白濁する湯の底に、着衣のままの男が沈むという事件が起こった…。
2月下旬、上高地入口の沢渡に住む友人に会うため、4WDで夜の雪道を行く警視庁捜査1課の夏目大介警部は、猛吹雪に巻き込まれ、冬期閉鎖中の山道に迷い込んだ。そこで彼は、吹きだまりに車ごと突っ込んで立往生している1人の若い女性に出会う。白骨温泉に向かう途中で道を間違えたという女を、大介は親切心から目的の宿まで送り届けることにした。だが、その翌朝、女の泊まった『白骨荘』で、露天風呂の白濁する湯の底に、着衣のままの男が沈むという事件が起こった…。