内容説明
日常のふとした瞬間に遭遇した、怪奇と戦慄の世界…。理解できぬ現代の奇談と怪談を結集した、平成版・ミステリー夜話。
目次
第1章 霊界からのメッセージ
第2章 自宅で起きた怪奇現象
第3章 日常に潜む魔の空間
第4章 物にまつわる奇談
第5章 得体の知れぬ不可解な話
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
161
勁文社版「超」怖い話シリーズの最初の一冊で57編収録の4人の作品集ですが、蜂須敦さんだけ僅か2編しか書いていないとは言えプロフィールがカットされているのは気の毒だと思いますね。文庫化に際しては加藤一さんの4編がカットされていますね。本書は怖さよりも軽妙で、すっとぼけた味が読後に感じられましたね。シンプルで短い物が多いので4人の方の作品を紹介しますね。『イボの花が咲く』安藤薫平:最初の作。5才の時に著者の左掌一面に7個程のイボができ、母方の祖母から身内が死ぬ印と言われ、やはり父方の祖父が亡くなると消えた話。2021/01/13
夏椎
2
図書館で借りたところかなりの年季が入っている様子で驚いたが、25年以上も前の書籍だと分かり納得。時代背景もあってか、ただひたすら人を怖がらせる怖い話ばかりというわけではなく、ユーモアのあるような作品もあり、シリーズ後半のものと比べて笑える要素もあった。2017/05/07