CO2削減とカーボン・ファイナンス―「金融」で読み解く「排出量取引」の要点

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  • サイズ A5判/ページ数 87p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766821475
  • NDC分類 338
  • Cコード C2034

内容説明

温暖化対策に金融はどう関係しているのだろうか?「金融の力」が地球環境を変える仕組みがわかる。

目次

1 排出量取引の仕組みと背景(温暖化の進展と対策;排出量取引の必要性;キャップとベースライン;ボローイングとバンキング;「量」か「権利」か;昔からある排出量取引)
2 京都議定書の仕組み(議定書の対象と仕組み;京都メカニズムと京都クレジット;国別登録簿と国際取引ログ;拡大するCDM;JIとは;割当の仕組み;取引の仕組み;環境省の自主参加型国内排出量取引制度;国際リンクの動き)
3 カーボン・ファイナンス―金融機関の取組み例(銀行・保険本体でも売買可能に;排出量は先渡し取引が基本;カーボン保健とオプション;信託機能の活用;カーボン・ファンド;カーボン・オフセット;金融版カーボン・オフセット商品;国内CDM;排出量取引の会計と税務)
4 世界の排出量取引制度の動き(進化するEU‐ETS;米国の連邦規制の行方;広がる米国の地域排出量取引制度;“試行”される国内排出量取引制度;東京都のキャップ付き排出量取引)

著者等紹介

藤井良広[フジイヨシヒロ]
1949年神戸市生まれ。1972年大阪市立大学経済学部卒業。同年日本経済新聞社入社。旧環境庁(環境省)、国税庁、旧大蔵省、旧郵政省、日銀などの記者クラブ、1988年欧州総局(ロンドン駐在)、英オックスフォード大学客員研究員を経て、1993年経済部編集委員。2006年から上智大学大学院地球環境学研究科教授。環境金融論、CSR論などを専門とし、ジャーナリストとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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RyoShun

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京都メカニズム策:①先進国(議定書Ⅰ国)同士が過不足の排出量を売買する国際排出量取引制度、②先進国同士で排出削減の共同事業を実施し、そのうち相手国での削減分をカーボン・クレジットとして、もう一方の国が獲得できる「共同実施(JI)」、③途上国において、先進国と途上国が共同事業を実施して生じたクレジットを、先進国の削減分にできる「クリーン開発メカニズム(CDM)」2021/01/24

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