内容説明
社会保障制度の仕組み、特にその柱である年金制度についても一通りの知識をもち、老後の生活設計の基礎として役立てたいものである。本書の第3部と第4部は、そのための最低限の基礎知識を体系的に記述したものである。さらに、今日の年金制度の全体像を理解するには、人口動態、高齢者雇用、社会保障制度のなかでの位置づけ等、関連領域の動向を踏まえなければならない。そのうえで、年金制度の基本的枠組みや歴史的沿革、特に直近の大改正であった平成16年改正の概要を理解することが重要である。本書の第1部と第2部は、そのための基礎知識を提供するものである。
目次
第1部 高齢社会と年金(寿命の伸長と出生率の低下;人口構造の変化 ほか)
第2部 平成16年改正のポイント(平成16年改正の背景と課題;給付と負担の見直しの全体像 ほか)
第3部 公的年金制度等の基礎知識(公的年金制度の概要;公的年金制度の種類 ほか)
第4部 企業年金制度等の基礎知識(企業年金;厚生年金基金・適格退職年金 ほか)
著者等紹介
山崎泰彦[ヤマサキヤスヒコ]
昭和20年11月生まれ。広島県出身。昭和43年3月、横浜市立大学商学部卒。社会保障研究所研究員、上智大学教授を経て、神奈川県立保健福祉大学教授。専門は社会保障論(とくに年金、医療、福祉の制度・政策論)。公職―社会保障審議会委員(年金数理部会長)、公的年金制度の一元化に関する懇談会委員など
大川志津子[オオカワシズコ]
昭和49年3月、青山学院大学文学部卒。平成16年3月、明治学院大学大学院社会学研究科修士課程修了。現在、日本体育大学「社会保障論」非常勤講師。社会保険労務士、年金コンサルタント、CFP認定者、DCアドバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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