内容説明
本書は「倫理法令遵守マネジメント・システム規格」(ECS2000)の枠組みを用いながら、金融検査で求められるプログラムを、またさらに一歩進んで、社会から本当の意味で信頼される金融機関となるためのプログラムを、どのような手順で構築していけばよいのかを解説しています。本書が、コンプライアンス・プログラムの策定を進めている金融機関に、またその経営者や企画スタッフに、役立つことを心より願っております。
目次
第1章 「金融検査マニュアル」とECS2000の活用(「金融検査マニュアル」は金融機関に何を求めているのか;なぜ今こうした課題が金融機関に突きつけられているのか;日本の金融機関には何が足らないのか;「金融検査マニュアル」でもっとも注意すべき点はどこか)
第2章 コンプライアンス・マニュアル(どこから手を付ければよいのか;コンプライアンス・マニュアルの具体的な項目は;マニュアル原案を作成する手順は;マニュアル原案ができた後の機関決定要領は)
第3章 コンプライアンス・プログラム(コンプライアンス・プログラムとは何か;「計画」における要求事項は;「実施と運用」における要求事項とは;「監査」における要求事項とは;「経営層による見直し」における要求事項とは)
第4章 結びにかえて―21世紀に飛躍する金融機関を目指して
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