内容説明
「正直言うとぼくはあなたがキライです」一緒に過ごした時間が愛おしくなる。インコから飼い主への手紙。
著者等紹介
あきばたまみ[アキバタマミ]
絵本作家。福島県福島市生まれ。共立女子大学文芸学部卒。ニューヨーク留学を経て帰国後、2007年、絵本『インコの手紙』(経済界)出版。その後、主に、故郷の福島県を舞台にした作品をてがける。絵本製作のほか、パステル画ワークショップ講師としても活躍。2008年、Hondaのマレーシア現地法人、ホンダマレーシアがWWFマレーシアと行った「スマトラサイレスキュープロジェクト」に参加。現地の子供たちとワークショップを行う。2012年、2013年にはニューヨークにてワークショップを開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
106
一昨年落鳥した黄色いインコを思い出して、泣いてしまった。小さくても確かな重みがあって、命ってすごいな、と感じさせてくれた。すごくちっぽけな脳ミソのはずなのに、おしゃべりしたり、何か考えてるようにも見えたっけ。かわいくて可笑しくて、じわっとくる絵本。2016/03/15
starbro
84
書店でちょうど目線にあったので、思わず手に取ってしまいました。黄色の飼インコと飼い主との心温まる可愛らしいストーリー、完全版は東日本大震災の要素も加味されています。本のサイズも幼児向きです。前半はオモチャのソフビのインコ、後半は生身のインコのような気がするのは、私だけでしょうか?これも著者の意図するところなのかなぁ?2016/04/02
Natsuki
59
可愛らしく丸々としたインコの表紙絵。ページをめくった途端、思ってもみない言葉と表情にちょっとびっくり。全ては最後の一言に凝縮される(*´ω`*)2017/04/22
馨
40
絵本。短い文章でぐっときます。手荒に扱っていて、嫌われているのかな?と思っていたインコが、死ぬ間際に見た飼い主の涙。それが全てを物語っていたと思います。2016/01/10
yukision
38
インコというタイトルと可愛らしい絵に惹かれて迷わず手に取ったものの、いきなりの言葉に驚き、この子がされていたことにドン引きしてしまった。ペットとの別れは想像するだけで辛いけど、この子に最後にこの言葉を言わせるのはさすがに人間側のエゴだと思ってしまった。対等な立場の人間同士ならあり得ても…。可愛いインコの絵本を見つけて嬉しかっただけに、残念。2020/10/29