内容説明
さびしかったり、うれしかったり。この大切な、あなただけの世界。リラクゼーション・フォトブック。
著者等紹介
吉野雄輔[ヨシノユウスケ]
1954年東京生まれ。海とそこに住むすべての生物を愛する海の写真家。ライフワークとして世界の海の表情を撮り続け、1年の半分以上を海での撮影に費やし、訪れた国は80カ国以上に及ぶ。現在、吉野雄輔フォトオフィスを主宰、ストック写真は20万点以上
秋月菜央[アキズキナオ]
東京生まれ。出版社勤務を経て、独立。癒しやこころの領域を中心に執筆活動を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やすらぎ
136
山に登れば谷にも降りる。進む道には誰しも谷がある。避けては前に進めない。あんなに努力して、あんなに我慢したのにね。…時計の針ばかり気になり眠れない夜もある。心の疲れが重なりあって、谷の底にいるのかも。見上げれば空も雲も光もある。夜なら星が見える。朝に向けてゆっくり明るくなる。少しは風が治まったって感じるかもしれない。…もし今日も切ない日になってしまったら、また明日の朝日を待とう。チャンスは何回もある。あなたの頑張りは報われるから。いつか太陽をいっぱいに浴びて、微笑みあって。底にいればもう谷ではないからさ。2021/10/26
日奈月 侑子
8
とても苦しい事があった直後、手元にあったこの本を敢えて声に出して読む事で、涙が出ました。そのお蔭もあって、今はひとまず少し落ち着く事が出来ている気がします。 個人的には『心配性が出たときは』『<時間薬>が効くから』『輝ける場所』『心を忘れるよりは』『やさしさの優先順位』の詩がお気に入りです。 写真だと『たまたまの谷間』『なんでもほどほど』『誰もが王様』『笑顔を寄付』『いちばんの支え』『ワンランク上の幸せ』『LifeGoesOn人生はつづく』がお気に入り。 嫌な事があった今、この先に続く未来の幸せを祈りたい2014/08/21
丸和 華
4
力強く、でも優しく心にスーッと染みてくる秋月菜央さんが紡がれた詩と。海を愛する写真家・吉野雄輔さんのセレクトショットとが対になって収録されているリラクゼーションフォトブック。この本の製作過程って、どうだったのでしょうね。私には……。写真から詩が生まれたのではなくて。また、生まれた詩に合う写真を撮ろうとしたのでもなくて。お二人がそれぞれの感性でもって持ち寄ったそれらがお互いに引きつけ合い結ばれたような、そんな制作風景が想像されています。躍動感溢れる生の瞬間を静でもって表す詩と写真の数々。最強タッグ降臨。2021/11/21
サクラ
1
綺麗な写真と心に来る文章。本文より「人なんて風のようなもの 強風でも暴風でも ただ吹いてきて去っていくだけ ほんのいっとき向かい合うだけ」2019/08/24