内容説明
小泉改革によって日本は、「真面目に一生懸命働いている人たちが落ちぶれ、詐欺師のような人ばかりが金持ちになる社会」になろうとしている。ごく一部の金持ちと、中流だと勘違いしながら地盤沈下していくほとんどの国民。そんな危機的状況にあるサラリーマンに、“庶民の味方”二人が、真に幸福な人生とは何かを様々な角度から提言する。
目次
プロローグ 小泉改革は一般国民の生活を破壊する!
第1章 デフレ時代にのし上がった人、地盤沈下した人
第2章 生活密着型産業に「弱肉強食」の論理はそぐわない
第3章 拝金主義に物申す。チープだけど心地よい世界がある
第4章 「勝ち組」「負け組」クソくらえ。心地よい年収300万円生活
第5章 無理して高収入を目指すより独自路線を歩もう
第6章 居心地のいい年収300万円生活のための自衛策は?
著者等紹介
森永卓郎[モリナガタクロウ]
1957年生まれ、東京都出身。東京大学経済学部卒業。80年日本専売公社入社、日本経済研究センター、経済企画庁総合計画局などへの出向を経て、91年三和総合研究所(現・UFJ総合研究所)入社。現在、経済・社会政策部部長兼主席研究員
横田浜夫[ヨコタハマオ]
1958年東京生まれ。81年、著者がいうところの「港のみえる丘銀行」に入行。以来十数年、法人および個人向け融資業務にたずさわり、在職中に書いた『はみ出し銀行マンの勤番日記』(角川文庫)が40万部を超えるベストセラーとなる。現在はマネー評論、小説、エッセイ、講演、金融問題に関するコメント等、幅広い分野で活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。