内容説明
私たち日本人は心が病むということをどこか受け入れられないで、うつ状態を「怠け」と見なしてしまったり、症状が慢性化しているのを「性格」のせいにしてしまったりします。「健康的な生活が送れない原因は何なのか、精神科医にちょっと相談してみようか」といった気軽さを持ってほしいと思います。それだけで、治療が必要な病気を放置してしまった結果、治りにくい慢性疾患になってしまうリスクを大幅に減らせるに違いありません。自分で気づくのが難しいうつ病の症状や治し方を、年代別の症例を紹介しながらやさしく解説。
目次
第1章 うつになった人、うつから回復した人
第2章 心と体に現われるうつの症状
第3章 軽いうつが増えている
第4章 年代によって変わるうつの出方
第5章 うつになりやすい性格と心の切り替え法
第6章 ここまで進んだうつの治療法
第7章 うつの人はこうして支える
著者等紹介
尾久裕紀[オギュウヒロキ]
1957年札幌市生まれ。東海大学医学部卒業。現在、北青山診療所院長。東海大学医学部、大妻女子大学非常勤講師。また、日本IBMなど数多くの企業でメンタルヘルスに関するコンサルテーションを行っている
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