内容説明
19世紀末、ドイツがニューギニアの南半分の植民地化を宣言し、ドイツ領のアルベルト・ハーフェンを建設。その港湾都市をオーストラリアがイギリスの支援を受け、ポートモレスビーとして自分たちのものにしようと試みるが失敗に終わる。第一次世界大戦時、ドイツ海軍に翻弄される英海軍を支援するべく、帝国海軍は装甲巡洋艦磐手をニューギニアへ派遣。磐手の決死の奮闘もあり、アルベルト・ハーフェンは日本の管理下で磐手市と呼ばれることになった…。1942年5月、連合国軍はポートモレスビー(磐手市)を奪還するため、一大作戦を発動する!
著者等紹介
林譲治[ハヤシジョウジ]
1962年、北海道生まれ。ナイキミサイル基地訴訟で揺れ、千歳基地が隣接するという環境で育ったため、幼い頃より軍事や防衛問題に関心を抱く。戦略シミュレーションの原案などで活躍後、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Meistersinger
1
第一次大戦で日本が領有することになり磐木市という名になったポート・モレスビー。この地を巡る攻防という、技術ネタが好きな著者にしては珍しいストーリー。なのにRYU NOVELSは消滅決定。「次巻に続く」となってるけど、どうするのか。2020/07/19
権三郎
1
裏返しのガダルカナル戦が始まるのか?
zaku0087
0
ポートモレスビーが、戦前のあれこれで日本領になっていたら、というソロモン海戦をめぐるIF設定の話。最近この著者が多用している井上長官と第4艦隊の活躍になるようだが、初戦では連合国軍大敗で、次はガダルカナル攻防になる。と言うところでおしまい。続刊は打ち切りになったようで、前ぶりされただけで終了かあ。どうもこのジャンルは、業界でもおしまいになってしまったようだ。2022/09/07