内容説明
織田信長は信玄に降伏を申し出て武田家の軍門に降ったが、試練の3年を経て天正3年(1575年)、ついに尾張で蜂起。信長は尾張と美濃の奪還に成功し、近江で武田勢の主力を撃破した。信玄は織田を叩いて国を作り変えるため、京の町に火を放つという鬼謀までめぐらし、尾張笠寺の決戦で信長を追いつめる。しかし、武田に反旗を翻した徳川家康の決死の進撃で信玄は深傷を負い、家臣に見守られて息を引き取った。無敵と思われていた信玄を破った信長の評判は全国に広がり、その勇名は飛躍的に高まる…。風雲急を告げる戦国シミュレーション、第2部の開幕!
著者等紹介
中岡潤一郎[ナカオカジュンイチロウ]
昭和43年生まれ、東京都出身。獨協大学にて経済学研究科修士課程を修了後、テクニカルライターを経て作家デビュー。架空戦記や時代小説を中心に活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おやぶん
1
第二部開幕。 西国に目を向け始めた信長は毛利と戦いを開始する。2024/12/05
HASE, Moto
0
ifの戦国時代、信長の架空の覇道を描くシミュレーション。もし信玄が病死していなかったら? もし秀吉が信長の傍らにいなかったら? もし守りの毛利が攻めに転じたら? もし信長自ら毛利攻めに繰り出していたら? ベテランから若手まで、並み居る武将が槍を振るう姿が猛烈なのはむろんのこと、例えば光秀と秀満の間にある案外普通な空気感とか、登場人物それぞれの癖っぽさや人間臭さが垣間見えるところが好き。仏狼機は燃える! 表紙に描かれた禍々しいまでに眼光の鋭い信長の寝間着武者姿が凄まじかった。2020/05/16