内容説明
ハワイ奇襲に成功、ミッドウェー海戦でも勝利したことで帝国海軍への国民の期待が高まる。それに対し陸軍首脳部はいらだちを強め、昭和17年7月28日、辻政信の指揮する陸軍部隊が連合艦隊司令長官山本五十六宅を包囲。政府・海軍・宮中は事前に情報を察知し、最悪の事態を避けることができた…。大東亜戦争の開戦から1年、日本は南方の資源地帯を確保して長期不敗体制を構築。ソロモン海戦では米空母部隊を打ち破り、フィジー、サモアも支配下に収めた。そして、米豪連絡線を断つべく豪州作戦の始動へと動き出す!
著者等紹介
羅門祐人[ラモンユウト]
昭和32年生まれ、福岡県出身
中岡潤一郎[ナカオカジュンイチロウ]
昭和43年生まれ、東京都出身。テクニカルライターを経て作家デビュー。太平洋戦争や戦国時代を舞台とする架空戦記を中心に活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ikedama99
3
これも一気に読み進める。オーストラリアおよび中国の動きが絡んでくる。面白い動きになってくる。続きへ。2018/07/06
ノーネーム
3
今の所日本の思い通りに進んでいるが、アメリカの不気味な静けさが気になる。2017/03/18
YS-56
2
激動。されど何だか嵐の前の静けさのようですな。2017/03/15
zaku0087
0
オーストラリア戦線と、中国共産との整理が終わり、太平洋は制圧完了しているので、当面の間、帝国陸海軍は大きな戦闘は起こさなくても良い状況になった。史実がこうなっていたら、それは違う日本ができたのは間違いないが。伏線としては、当然ながら、帝国陸軍の反発とか、インド独立支援とか、その先に待っているであろう中東からソ連南部への侵攻、あるいはシルクロード経由の陸軍西遊記などあるだろう。稼いだ時間での新兵器開発(陸海軍共同なので時短になる)で、第二次太平洋作戦もありかな。バタバタ撃墜されるF8なんてね。2019/01/03