内容説明
軍縮条約明けに向けて日本海軍は秘策を推進。戦艦扶桑と山城を装甲空母に改造、金剛型四隻も装甲を強化して巡洋戦艦から高速戦艦に改造。高速戦艦八隻、大型空母八隻による八八艦隊の保有を目論む…。台湾に集結していた日本海軍第一特別機動部隊に「ニイタカヤマノボレ」の命令が届く。連合国を相手に開戦を決意した日本は昭和16年12月8日、マレー半島に上陸。フィリピンにも空襲を敢行して戦艦メリーランドを撃沈する。小沢司令長官は、イギリスZ艦隊との合流を図る米戦艦コロラドを撃沈し、さらに巡洋戦艦レパルスと戦艦プリンス・オブ・ウェールズの撃破にも成功する…。
著者等紹介
林譲治[ハヤシジョウジ]
1962年、北海道生まれ。ナイキミサイル基地訴訟で揺れ、千歳基地が隣接するという環境で育ったため、幼い頃より軍事や防衛問題に関心を抱く。戦略シミュレーションの原案などで活躍後、作家デビュー。確かな歴史観に裏打ちされた作品で人気を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Meistersinger
4
作者の最近の悪い傾向で、「ミクロの描写に集中しすぎて戦局全体が見えない」。『大和』のほうは、一つの戦艦という軸があるから大丈夫だろうけど。2016/10/28
YS-56
1
上層部に理解があるかないか。組織としてはそのあるなしが本当に致命的になってしまいますな。致命的にならなかったこの世界線は、どんな途を歩んでいくのでしょうね。2016/10/28
アオイ模型店
0
「ハルゼーが吠える」と書いてあるのに、ハルゼーの出番は殆ど無い帯が詐欺過ぎる(苦笑)2017/01/09