内容説明
満州国の独立と第一次大戦を経て、日本帝国は着実に力をつけるが、それは皮肉にもアメリカの警戒心と敵視を誘うことになった。日本海軍のリベラル派は軍縮会議を契機に対米融和を図るが、強硬派はそれを拒絶、イギリスをも敵にまわしていく…。世界最強を謳われるアメリカ太平洋艦隊が日本の勢力圏であるマーシャル諸島に迫る。そこには、満州国からもたらされた莫大な利益によって生産力、工業力を大きく発展させた日本が渾身の思いで送り出した八八艦隊が待ち構えていた。男たちの叫びが砲声に重なり、執念が閃光となって大気を裂く。混迷の日本に新たな一石を投じる新シリーズ始動!
著者等紹介
遙士伸[ハルカシノブ]
1969年仙台市生まれ。東北大学卒業。「IF」の大戦をリアリティー重視で再構築し、あくまで実現可能な設定を考慮しつつ、登場人物の個性やドラマ性を重視した作風にファンは多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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