内容説明
中国との紛争収拾を図りたい帝国政府は、英米による援蒋ルートを遮断するため、仏領インドシナ北部への進駐を計画していた。仏印総督府との交渉が進む1940年6月22日、パリ近郊のコンピエーニュの森で、世界を揺るがす大事件が起きる…。ヨーロッパ情勢が混沌とするなか、北部仏印への進駐計画は一旦頓挫するが、帝国政府は仏印との間で国境問題を抱えるタイへの接近を試みる。かつてフランスと戦い奪われた領土を回復したいタイと、援蒋ルートを遮断したい帝国政府の思惑は一致する…。気鋭のコンビが満を持して描く新シリーズがスタート。
著者等紹介
高貫布士[タカヌキノブヒト]
1956年生まれ。神奈川県出身。学生時代に軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出夫氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、軍事アナリスト・作家として活躍
高嶋規之[タカシマノリユキ]
東京都出身。テレビ制作会社、編集プロダクション勤務を経て、『オービタル・レディ』(集英社スーパーダッシュ文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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