内容説明
連合艦隊戦務参謀の渡辺安次中佐が、霞が関の海軍省の階段を駆け登る。目指す相手は、軍令部一課長。渡辺は、山本五十六が強い決意でもって作成した作戦計画の承認を必死に迫る。『ミッドウェー作戦要綱』と書かれたその計画書には“ダッチハーバー”の文字があった…。戦争を終わらせるためにはあらゆる手段を利用することを山本は決意した。そのためには、ダッチハーバーを占領し、アメリカとソ連を分断し、ドイツを側面から援助すべきと判断したのだった。ミッドウェーを攻略する南雲艦隊を囮とし、連合艦隊の全戦力でアメリカを叩く大作戦が発動する。
著者等紹介
草薙圭一郎[クサナギケイイチロウ]
1941年、東京生まれ。早稲田大学卒業。映画プロデューサーを経て、作家活動に入る。戦記、SF、ホラーなど幅広いジャンルで精力的に執筆活動を行なう
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