内容説明
「手」は驚くほど、よく考える。「感覚」を磨く…扱いづらいバットを自分の身体の一部にする。「判断」を鍛える…「GO」と「NO‐GO」が前頭葉を活性化する。「勝負強さ」をつける…ルーティンワークで「チャンス」をつかむ。イチローは、1球(0.44秒)のなかで2度勝負できる。
目次
第1章 扱いづらいバットが脳を鍛える(イチローの「すごさ」はバットでわかる;バットは侍の刀である ほか)
第2章 進化を支えるバッティングを科学する(イチローのバッティング;バッティングとは何が行われているのか ほか)
第3章 手を動かすことで「脳」は悦ぶ(運動が脳に働きかける;視床は大脳皮質へのゲートウェイ ほか)
第4章 「理想」と「現実」の葛藤がさらなる進化をよぶ(2009年のシーズン―重なる故障を乗り越えて;イチローの理想と現実 ほか)
終章 私たちはイチローから何を学ぶべきなのか(苦境から立ち上がる;誰でもイチローの努力に学ぶことはできる ほか)
著者等紹介
西野仁雄[ニシノヒトオ]
1941年大阪府生まれ。66年、和歌山県立医科大学卒業。73年、ニューヨーク州立大学に留学。富山医科薬科大学助教授、名古屋市立大学教授・医学部長、学長・理事長を経て、同大学名誉教授。専門は脳生理学。2003年に第13回読売東海医学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。