内容説明
先回りしない。答えを与えない。―禁止語・命令語を使わなくても、「見守る」だけで、気持ちは伝わり、子どもは「まっすぐ」伸びていく。
目次
1章 本当にいい母は、子どもの人生を考えている(誰にとってのいい母を目指すのか;「あなたのためにやっている」は子に伝わらない ほか)
2章 「ひとりで考え、ひとりでできる子」の心の育て方(子育てのいちばんの目的は「子どもの自立」;仕込むより、考えさせるしつけ ほか)
3章 子どもの心を育む「ほめ方・しつけ」(「ほめて育てる」だけで本当にいいのか;叱っても怒らない ほか)
4章 何気ない行動から「子どもの心」が見えてくる(子どもはみんな、反対のことをするもの;親に反抗するくらいがちょうどいい ほか)
5章 らくらくお母さんから「まっすぐな子」が育つ(「いい母」よりも「らくらく母」を目指そう;「いいかげん」ではなく「よいかげん」なお母さん)
著者等紹介
岩立京子[イワタテキョウコ]
東京学芸大学総合教育科学系幼児教育学分野教授。専門領域は、発達心理学、幼児教育。乳幼児期の発達やしつけ、幼児期の教育から小学校教育への接続、幼児教育における評価、幼児期の道徳性の発達などについて研究している。1男1女の母でもある。BSフジ「beポンキッキーズ」、NHK教育テレビ「すくすく子育て」の助言者としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カッパ
14
子育ての本。結局はマニュアルもなく正解はない。親と子の数だけ方法がるのだろう。だからこそ、悩みをもつことこそが子育てそのものという考えには大きくうなずけるように思った。これは駄目あれがいいとどうにもふりまわされがちだけど自分で試行錯誤していこうと思った。 著者は東京学芸大学教授である、これがいいと言い切るのは知識が沢山あるからこそできないのだと思う。なにせ、いいといわれることも時代ごとにかわってますものね。 2019/11/19
suiu
4
どれを読んでもだいたい同じです。2015/05/17
本と珈琲
2
親が出来ることは子どもを認めて、見守ってあげること、子どもの可能性を信じること、子ども自身が力を発揮できるように、環境を整えたり、子どもの発達のペースを尊重して待ってあげるに尽きるのだなと再確認。しつけの最終目標は、親が口うるさく言わなくても「ひとりで考え、ひとりで動ける子」を育てること。子どもの自立は、子育て最大のテーマ。子育てほど、人間について学べる営みはない。子育て出来るチャンスを得られたというだけでも、素晴らしいことだと改めて考えさせられた。2020/09/21
Caz
2
よくある育児書。自分で考えられる子にするためには、気のつくお母さんではあかんって話。「いいかげん」でなく「よいかげん」なお母さんがいいんだそうです。2012/03/29
ミーマ
1
子どもが受講してる通信教育でおススメになっていたので、読んでみた。大人目線から見た完璧主義な母親ではなく、子どもの自主性を尊重したり、ほめたり、過度に甘やかさない等、子どもが自己肯定感や自信を持てる様に育てましょうといった内容。叱る時のポイントは、参考にしようと思った。2012/09/03