内容説明
常識からは考えない!「心理戦」「論理の応酬」「言葉のワナ」「暴力」…経済事件に群がるハイエナたちの手口は、身近にもある。彼らが恐れた最強の破産管財人の手腕を、あなたも日常に使え。
目次
1章 感情をまずあおる手口に注意せよ―心理を見抜く
2章 相手のシナリオは「最終章」から読むのがいい―真偽を見抜く
3章 素手で銃に向かうには小刻みに近づくことだ―弱点を見抜く
4章 奪い合うより「新しいパイを焼く」発想法―局面を見抜く
5章 「嘘は言わないが真実も言わない」相手をどうするか―人間性を見抜く
6章 この「バルコニー」からあらゆる道筋が見えてくる―先の先を見抜く
著者等紹介
佐伯照道[サエキテルミチ]
弁護士・元大阪弁護士会会長。北浜法律事務所。1942年兵庫県生まれ。65年京都大学法学部卒業。68年弁護士登録(大阪弁護士会)、田村・松田法律事務所入所。73年八代・佐伯・西垣法律事務所(現・北浜法律事務所)を設立。75年事務所内に倒産処理の専門部門を設置。2002年大阪弁護士会会長、日本弁護士連合会副会長、近畿弁護士会連合会理事長以降、公職を歴任。現在、大阪府入札監視委員会委員長など。主に、一般民事及び商事、企業再生・清算(会社更生・民事再生・特別清算・破産)、労働事件、民暴事件、行政(祖税)事件などを扱う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てくてく
3
ノウハウ本としてはこちらの理解不足もあってウラを見抜くことについてはあまり得るものが無かったが、著者が交渉能力に秀でていること、やってみようという挑戦の精神に充ち溢れていることが伝わり、武勇伝として面白く読んだ。特に破産関係で先駆的な弁護士事務所ということで、かかわったものの中にホテル川久も出てきて興味深かった。破産という人でいうならば危篤状態にある中で関わる弁護士が誰かによって、生きるか死ぬか、あるいは深刻なダメージを負うかが決まるということを改めて認識した。<おすすめ>2015/04/25
うさぎ
1
これ、面白かった。色々勉強になりました。2014/11/21
purupuru555
0
ベテラン弁護士の武勇伝。2020/01/08