内容説明
冷夏では、夏用家電が売れないなど、昔から夏は、気温が高いほど経済には良いと言われていた。しかし、冷夏の方が、株価は高いのである。エアコンが普及したいまでは、原油の輸入量が減少する分だけ日本経済には大きなプラスになるからだ。気象と経済の関係は、従来言われてきた定説と必ずしも一致しなくなってきている。
目次
1章 気温が上がるほど売り上げも上がるコンビニ!(気温が高いほど株価も上がる?;小売業の売り上げは気象で左右される;猛暑と冷夏の二〇〇四年、売り上げはどう影響したのか?)
2章 台風だってビジネスになる(気象が企業の運命を決める;気象と消費者の行動パターン;業界別でみる気象と売り上げ)
3章 四季のうつろいをビジネスでは、どう読むか(「春」の気象と除湿機;「夏」の気象とシューマイ;「秋」の気象とおでん;「冬」の気象と空気清浄機)
4章 「異常気象」にどう対応するか(スギ花粉症;地球温暖化;日本の気象は今後どうなるのか)
5章 気象情報は、宝の山!(気象情報の利用とWMD;コンビニは気象情報で動いている;商品と気象の相関;気象情報をいかに上手く使うか?)
著者等紹介
村山貢司[ムラヤマコウジ]
気象予報士。1949年東京都生まれ。72年東京教育大学(現・筑波大学)農学部卒業、(財)日本気象協会入社。94年象予報士1期合格。現在、(財)気象業務支援センター専任主任技師。「NHKニュースおはよう日本」などを中心に長年にわたりお茶の間に天気情報を伝えてきた。また、花粉や地球環境の専門家としても多くのメディアに出演している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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