死の形而上学―この世界からいなくなることについて

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死の形而上学―この世界からいなくなることについて

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766431216
  • NDC分類 114.2
  • Cコード C3010

出版社内容情報

死は本当に「悪」なのか
存在の終焉と消滅、恐怖、?奪、主体の不在――私たちが「死」をめぐって抱く直観を、現代哲学の知見から徹底的に問い直す
死は何がどのように「悪」なのか。エピクロス、ネーゲル以降の現代哲学を手がかりに、〈?奪〉〈消滅〉〈恐怖〉〈死者〉をめぐる核心的論点を精密に検討する。死後の主体不在という存在論的難問に挑み、私たちが死を語り、恐れる意味を根底から問い直す一冊。


【目次】

序論
 1 死についての第一の直観
 2 死についての第二の直観
 3 エピクロスの論証
 4 価値の理論、形而上学の理論、さらなるアプローチ

第一章 死はすべての終わり
 1 終焉テーゼ 
 2 二つの反論
 3 三つの問題

第二章 ?奪と時間
 1 死ぬ当人にとっての悪
 2 ?奪と比較
 3 ネーゲルの?奪説
 4 死の害悪を被る時間
 5 ルクレティウスと無時間説

第三章 制限と人生の形
 1 ?奪されることである以外に死が悪である側面はあるか
 2 実現しない利害関心
 3 自律性の制限 
 4 人生の悪い形 

第四章 死者の不在をめぐって
 1 主体不在の問題 
 2 ?奪の悪を被る時間 
 3 ゼロ説 
 4 無規定説
 5 応答性 
 6 様相的な直観(現在主義に抗して) 
 7 ゼロとすべき理由 
 8 未来の自分を気にかける

第五章 私たちは死者について語る 
 1 終焉テーゼがもたらす諸問題 
 2 過去を語るということ 
 3 フィクションのキャラクター 
 4 ハイブリッド的アプローチ 
 5 語りのモード 
 6 還元・消去・偽装・穴 
 7 死者の不在がもたらすほんとうの困難

第六章 自分がほんとうに何者でもなくなること 
 1 死に関するもう一つの直観
 2 終焉と消滅 
 3 死への恐怖 
 4 実存的衝撃
 5 生そのものの価値の?奪 
 6 係留点を失う 
 7 消滅と「恐怖」と第二の直観 

あとがき 
参考文献 
索引

内容説明

死は何がどのように「悪」なのか。エピクロス、ネーゲル以降の現代哲学を手がかりに、〈剥奪〉〈消滅〉〈恐怖〉〈死者〉をめぐる核心的論点を精密に検討する。死後の主体不在という存在論的難問に挑み、私たちが死を語り、恐れる意味を根底から問い直す一冊。

目次

第一章 死はすべての終わり
第二章 剥奪と時間
第三章 制限と人生の形
第四章 死者の不在をめぐって
第五章 私たちは死者について語る
第六章 自分がほんとうに何者でもなくなること

著者等紹介

吉沢文武[ヨシザワフミタケ]
1982年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科准教授。専門は、倫理学・分析哲学(人生の意味、死と誕生、生殖倫理)。千葉大学大学院人文社会科学研究科博士後期課程修了(博士[文学])

柏端達也[カシワバタタツヤ]
1965年生まれ。慶應義塾大学文学部教授。専門は、行為論・形而上学(分析哲学)。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学(博士[人間科学])(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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buuupuuu

21
私たちは死について2つの直観を抱いているという。一方で、死とは存在しなくなることなのだから、死者は単純に存在しない。他方で死者として語られる対象があるように思われる。この2つの直観に絡めて、死はいかなる意味で悪なのかとか、死が悪さをもたらすのはいつなのかといった議論が整理される。著者たちの考えでは、死者は実際には存在しないが、ある意味でフィクションの存在について語るように死者について語ることで、私たちの実践は成り立っている。そのギャップに気づいたとき、私たちは理不尽なものを感じ、死を恐怖するのだという。2026/08/17

zurang870

1
92026/08/12

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