出版社内容情報
「歌舞伎ならでは、歌舞伎にしかありえない芝居」を
春夏秋冬の選りすぐりで魅せる
大人のための歌舞伎入門書
歌舞伎は、現代にも生きている演劇でもあれば、一面、古来文芸やさまざまな伝承との深い関わりも持っている。そのどれをも、切り捨てることは不可能な生命体である。『古今集』が春の部に始まり四季の巡りに沿って編まれていることと、歌舞伎の姿・かたち、ひっくるめて言えば「在(あ)り様(よう)」は無縁ではない。
「歌舞伎ならでは、歌舞伎にしかありえない芝居」を春夏秋冬の選りすぐりで魅せ
【目次】
序
1 春 『助六』:助六の啖呵
2 春 『曾我対面』:助六と表裏の一幕
3 春 『勧進帳』:リーダーの理想像
4 春 『弁慶上使』:さまざまな弁慶像
5 春 『義経千本桜』:タイトルロールとしての義経
6 春 『押戻』:歌舞伎十八番とは?
7 春 『鏡獅子』:新歌舞伎十八番の代表
8 夏 『髪結新三』:舞台の上の初夏
9 夏 『鈴ヶ森』:権八と長兵衛
10 夏 『極付幡随長兵衛』:二人の長兵衛
11 夏 『与話情浮名横櫛』:江戸のメロドラ



