出版社内容情報
●最初に読んで欲しい、超入門書!
●陰謀論や政治不信がはびこる時代に向き合い、問題を考える力を養う。
●人物・用語解説、読書案内など附録も充実。
現代を代表する哲学者のサイモン・ブラックバーンが、倫理学をはじめて学ぶ読者にむけて執筆した本書は、初版の刊行以来、「最初に読むべき一冊」として定評があります。
ブラックバーンは、「倫理なんてニセモノではないか?」という根本的な「問い」に向き合いつつ、この混迷する時代に、私たちが日常で出会うさまざまな問題をときほぐし、答えを導き出していきます。
基礎から応用までを学べる、もっともコンパクトな超入門書、待望の邦訳!
【目次】
第2版〔2021年〕への序文
序 章
第1章 倫理学を考える―― 七つの脅威
1 神の死という脅威/2 相対主義という脅威
3 利己主義という脅威/4 進化論からの脅威
5 決定論と無益さという脅威/6 不当な要求という脅威
7 虚偽の意識という脅威
第2章 基 礎
8 二種類の理由/9 人類の党
10 善を行うこと、よく生きること/11 定言命法
12 自然状態/13 規範の出現
第3章 倫理的な考え方
14 欲求と意味/15 最大多数の最大幸福
16 自 由/17 パターナリズム
18 権利と自然権/19 誕生と死
20 礼儀、礼節、信頼
参照
読書案内
人物紹介
用語集
訳者解説
読書案内(和書)
訳者あとがき
索引