出版社内容情報
アメリカはなぜ中東に介入するのか?
湾岸戦争、イラク戦争、そしてイスラエルやイランへの直接的な関与……。
それらの政策決定を駆動する力学とはなにか。
アメリカによる中東関与政策の変遷とダイナミズムを分析し、
そこに通底する戦略的論理を読みとく注目作。
【目次】
序 章 介入の論理と逆説
第1章 アメリカの対中東政策――歴史と論理
第2章 石油――アメリカの中東戦略を駆動する燃料
第3章 イスラエル――同盟を超えた「特別な関係」
第4章 イラク戦争――なにがアメリカを戦争に駆り立てたのか?
第5章 グローバル・ジハードとアメリカの「対テロ戦争」
第6章 イランの反覇権戦略と「抵抗の枢軸」
第7章 中東をめぐる大国間競合――中国とロシア
終 章 流動化する国際秩序と中東の将来