出版社内容情報
井筒俊彦の生涯と哲学研究をひもとき、インド哲学やルードルフ・オットーの思想からの影響などを明らかにすることで、「東洋的現象学」とも呼ぶべき井筒「東洋哲学」の根源的特徴を描き出す。思想円熟期の井筒と親交を深めた著者による井筒研究の集大成。
内容説明
思想円熟期の井筒と親交を深めた著者による井筒研究集大成。井筒俊彦の生涯と哲学研究をひもとき、インド哲学やルードルフ・オットーの思想からの影響などを明らかにすることで、「東洋的現象学」とも呼ぶべき井筒「東洋哲学」の根源的特徴を描き出す。
目次
序章 生涯と哲学研究
第1章 哲学的思惟とその意味論的地平
第2章 「東洋哲学」の構築と展開
第3章 エラノス会議と「東洋哲学」
第4章 東洋思想の創造的な“読み”
第5章 「東洋哲学」の意味論的世界観とその構造
第6章 ヴェーダーンタの意味論的“読み”
結論
著者等紹介
澤井義次[サワイヨシツグ]
1951年生まれ。天理大学名誉教授。『井筒俊彦全集』編集委員。専門分野は宗教学・インド哲学・天理教学。天理大学宗教学科を卒業後、東北大学大学院を経て、ハーバード大学大学院(宗教学)へ留学。Ph.D.(ハーバード大学)、博士(文学)(東北大学)。現在、東京大学先端科学技術研究センター・プロジェクト研究員、宗教倫理学会顧問、印度学宗教学会理事、日本宗教学会評議員などを務める。日本宗教学会賞や東方学会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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