出版社内容情報
・移民と、移民がもたらす文化が与える影響は何か、経済にとって本当にプラスなのか?
・移民文化の多様性、習慣、政治文化などがもたらす変化とは?
――世界史的なスケールの視野で計量分析された諸研究を整理・紹介
移民への姿勢で大きく二分された世界において、シリア難民をめぐる議論やトランプ政権下の「国境の壁」問題など、緊張感が一層高まっている。本書では、近年著しく発展している計量分析手法を用いて、移民や彼らの文化がもたらす効果・影響を重層的に整理、分析する。マクロ経済学・経済史的な視点から、壮大なタイムスケールで移民が移住先の社会・経済に与えてきた影響を考察する。
内容説明
人類は何を移動させたか。繁栄の秘密は「移民」にあり?大胆な仮説と歴史データの分析から解き明かす。
目次
序 経済学者は「文化の力」にいかにして気づいたか
第1章 同化という神話
第2章 繁栄はどこから来たのか
第3章 人なのか、場所なのか
第4章 移動する「善き統治」
第5章 多様性の何が問題なのか
第6章 I‐7―イノベーションを支える国々
第7章 華人ディアスポラ―資本主義への道
第8章 アメリカのディープルーツ
いわく言いがたいもの
著者等紹介
ジョーンズ,ギャレット[ジョーンズ,ギャレット] [Jones,Garett]
ジョージ・メイソン大学公共選択研究センターの経済学准教授。2000年にカリフォルニア大学サンディエゴ校でPh.D.(Economics)取得。専門はマクロ経済学
飯嶋貴子[イイジマタカコ]
翻訳家。サンフランシスコ州立大学大学院比較文学修士課程修了。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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