移民は世界をどう変えてきたか―文化移植の経済学

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移民は世界をどう変えてきたか―文化移植の経済学

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766429619
  • NDC分類 334.4
  • Cコード C3033

出版社内容情報

・移民と、移民がもたらす文化が与える影響は何か、経済にとって本当にプラスなのか?
・移民文化の多様性、習慣、政治文化などがもたらす変化とは?
 ――世界史的なスケールの視野で計量分析された諸研究を整理・紹介

移民への姿勢で大きく二分された世界において、シリア難民をめぐる議論やトランプ政権下の「国境の壁」問題など、緊張感が一層高まっている。本書では、近年著しく発展している計量分析手法を用いて、移民や彼らの文化がもたらす効果・影響を重層的に整理、分析する。マクロ経済学・経済史的な視点から、壮大なタイムスケールで移民が移住先の社会・経済に与えてきた影響を考察する。

内容説明

人類は何を移動させたか。繁栄の秘密は「移民」にあり?大胆な仮説と歴史データの分析から解き明かす。

目次

序 経済学者は「文化の力」にいかにして気づいたか
第1章 同化という神話
第2章 繁栄はどこから来たのか
第3章 人なのか、場所なのか
第4章 移動する「善き統治」
第5章 多様性の何が問題なのか
第6章 I‐7―イノベーションを支える国々
第7章 華人ディアスポラ―資本主義への道
第8章 アメリカのディープルーツ
いわく言いがたいもの

著者等紹介

ジョーンズ,ギャレット[ジョーンズ,ギャレット] [Jones,Garett]
ジョージ・メイソン大学公共選択研究センターの経済学准教授。2000年にカリフォルニア大学サンディエゴ校でPh.D.(Economics)取得。専門はマクロ経済学

飯嶋貴子[イイジマタカコ]
翻訳家。サンフランシスコ州立大学大学院比較文学修士課程修了。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koji

16
著者は「移民による文化の伝達が世代を超えて国の経済を劇的に変えていく」文化移植理論の提唱者ですが、一方で貧困国から富裕国への無制限かつ自由な労働移動は国の統治と制度の質に打撃を与えると指摘します。特に世界を牽引するイノベーション-7(米、日、中、韓、英、独、仏)を破壊してしまうと、世界の平均すら大きく引き下げると警鐘します。結論は妥当ですが、その加減はとても難しいですね。特に日本は喉から手が出るほど生産人口増に繋がる外国人労働者がほしいけど、治安の点からグッと我慢した政策をとっています。私は妥当と思います2025/05/09

jjm

11
イノベーションのほとんどは日本を含む先進7ヶ国で起こっており、これらの国が貧困国から大量移民を受け入れた場合、統治と制度に打撃が加わり、ひいてはこれらの国に依存する全世界の国々の損失につながる、逆に歴史的、経済的、技術的に進んだ国の先祖を持つ人々(例えば中国系移民)が貧困国へ移住するとその国の利益は大きいと著者は主張する。日本は研究開発支出がアメリカに次いで2位、主要学術誌への発表論文数5位、ノーベル賞受賞数6位というのは知らなかった。2024/10/27

coldsurgeon

10
日本における移民問題の現状と展望についての解説は少なく、また国民の間で移民に対するイメージだけが先行している。本書は、移民がもたらす文化が受け入れ国の社会、政治、特に経済に及ぼす影響について、様々な問題を提起し詳細に解説している。文化的多様性は、アイデアやイノベーションの創出につながり、業績や生産性の向上が期待される。一方、国の経済を脆弱にし、社会的信頼を弱め、市民の対立を生むおそれがある。移民は、移住先を出身国と似たものにする、政治的・社会的態度において。2024/11/30

くらーく

8
慶應義塾大学出版会は、ちゃんと校正してから、出版して欲しい。数字のチェックがねえ。P.77にインドと中国それぞれが130億人の人口を擁し、ってこれだけで260億人かい?P.155に中国の人口は~アメリカ合衆国の約4倍、韓国の6倍だって、いつから韓国の人口が億越えになったん?数字に弱いのは、著者か訳者かわからんけど、人口の扱いがこんなんで大丈夫かい? 著者は、東南アジアの状況(数字で出しているけど)により、中国から華僑を入れるのが良いと言っていますが。逆だから世界が混乱しているのにね。民族移動は悩ましいわ。2024/09/12

とりもり

5
必ずしも移民が持ち込む文化の多様性を肯定的に評価していない点が斬新だった。移民が持ち込んだ文化は、世代が進んでもかなりの部分継承されていくこと、そしてそれが民族間の対立要素として将来にわたって不安定要素となることなど、移民に対して否定的なニュアンスの分析が多い。そして何と言ってもSATスコア(国家史、農業史、技術史)が高い国からの移民であるほど、移住後の経済発展に貢献する可能性が高いという、身も蓋もないデータも…。難民が増える一方の中、この状況を変える手立てを真剣に考える必要があるかと。★★★★☆2024/08/26

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