慶應義塾大学教養研究センター選書<br> 「アーサー王物語」に憑かれた人々―19世紀英国の印刷出版文化と読者

個数:
  • ポイントキャンペーン

慶應義塾大学教養研究センター選書
「アーサー王物語」に憑かれた人々―19世紀英国の印刷出版文化と読者

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年04月30日 20時47分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 156p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784766428872
  • NDC分類 023.33
  • Cコード C0398

出版社内容情報

・アーサー王伝承の舞台裏に迫る!

・転機に関わった人々に着目し、いかにしてこの伝承が読み継がれてきたのかを読み解く。



はるか昔のイギリスを舞台としながらも、今なお新しい作品が登場し、人々を魅了し続けるアーサー王伝承の持つ魅力とはなにか。新たな書誌学的アプローチを通して、伝承の転機に関わった声なき人々の声を届ける。

目次

第1章 作者トマス・マロリーとは
第2章 『アーサー王の死』の誕生(写本から活版印刷へ;空白の18世紀―中世の復権とアーサー王の再臨 ほか)
第3章 『アーサー王の死』の出版競争第一幕―ウォルター・スコット対ロバート・サウジー(スコットの探索1807年から―キャクストン版を求めて;スコットによるベストセラー戦略―書物のサイズと体裁 ほか)
第4章 『アーサー王の死』の出版競争第二幕―ウィルクス版対ウォーカー版(1816年版の出版競争を読み解く―ウィルクス版の「読者案内」;書誌学的見地から1816年版を解体する ほか)
第5章 『アーサー王の死』の出版競争第三幕―ファーニヴァル対ストレイチー(マロリーのテクストの罠;グローブ版とは;「書き改めること」―改変の歴史 ほか)

著者等紹介

不破有理[フワユリ]
慶應義塾大学経済学部教授。神奈川県立光陵高校卒業後、横浜国立大学教育学部英語科入学。在籍中に文部省(現文部科学省)の留学制度によりケンブリッジ大学ホマトン・コレッジ留学、Elisabeth Brewer氏に師事、慶應義塾大学大学院文学研究科英米文学専攻修士課程入学、〓宮利行氏に師事、同博士課程満期単位取得退学。北ウェールズ(現バンゴール)大学「アーサー王伝説コース」でP.J.C.Field氏に師事、修士号取得。国際アーサー王学会日本支部副会長・会長歴任。専門はアーサー王伝承 (特にモードレッド像)、中世主義。近年はサー・トマス・マロリー『アーサー王の死」の19世紀英国出版史の研究を国内外で発表中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

志村真幸

0
 マロリーの『アーサー王の死』の19世紀イギリスにおける復刻刊行を手がかりとし、当時の出版文化に迫った内容だ。  書誌学的なアプローチをとっており、実際にどのように印刷されたのかに具体的に迫っていくあたりがおもしろい。全集ものや「手に取って読める」判型が登場したことの読書文化への影響なども。  この時代に見られた、性的な記述や単語を「健全」に修正している例についても。  いかに19世紀に関心をもたれ、さまざまなバージョンが生まれていったかに焦点があてられており、出版文化に関心のあるひとは必読だろう。 2023/11/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20973527
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。