アート・ローの事件簿―美術品取引と権利のドラマ篇

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アート・ローの事件簿―美術品取引と権利のドラマ篇

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  • サイズ 46判/ページ数 232p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784766428841
  • NDC分類 709
  • Cコード C3032

出版社内容情報

小説より面白い 名画・美術品の裁判!

「岩窟の聖母」の報酬裁判? メイプルソープの写真はわいせつ? ピカソ、レオナール・フジタの作品は掲載できない?

アートをめぐる取引、作家の権利はどう判断されているのか。



アートマーケットが盛況のいま、比例して美術品に関する裁判事件も増加している。アートと著作権、外国の美術館からの取り戻し、環境保全に関する事件など、特にアートとマーケットにかかわる数々の裁判事件を紹介する。

美術品にまつわる事件の「面白さ」に加え、アート法の世界を楽しむことのできる1冊。



[収録事件]

●ダ・ヴィンチ「岩窟の聖母」事件/ ●ダ・ヴィンチ「聖母子、聖アンナと羊」事件/ ●ダ・ヴィンチ「サルバトール・ムンディ」事件/ ●カラバッジョ「トランプ詐欺師」事件/ ●レオナール・フジタ作品事件/ ●ピカソ「曲芸師と幼いアルルカン」事件/ ●ジェフ・クーンズ「ストリング・オブ・パピーズ」、「ナイアガラ」事件/ ●リチャード・プリンス「カナルゾーン・シリーズ」事件/ ●ウォーホル「プリンス・シリーズ」事件/ ●アンリ・マティス「ダンス」、「音楽」事件/ ●マレーヴィチ「シュプレマティスム・コンポジション」事件/ ●グスタフ・クリムト「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ」事件/ ●カミーユ・ピサロ「サントノーレ通り、午後、雨の影響」事件/ ●メイプルソープ写真作品事件/ ●「センセーション展」事件/ ●「表現の不自由展・その後」事件/ ●赤瀬川原平「模型千円札」事件/ ●クリスト/ジャンヌ・クロード「オーバー・ザ・リバー」事件/ ●ストーンヘンジ事件/ ●イサム・ノグチ「新萬来舎」事件

内容説明

アートをめぐる取引、作家の権利はどう判断されているのか。小説より面白い名画・美術品の裁判!

目次

1 アートの取引をめぐって(ダ・ヴィンチ「岩窟の聖母」制作の報酬;ダ・ヴィンチの素描画「聖母子、聖アンナと羊」の売却委託の手数料? ほか)
2 アートの著作権(レオナール・フジタ作品は書籍、展覧会図録に掲載できるのか?;ピカソ「曲芸師と幼いアルルカン」等は展覧会の宣伝に利用できるのか? ほか)
3 外国の美術館が収蔵する略奪品の取戻し(アンリ・マティス「ダンス」、「音楽」は取り戻せるか?;アメリカに貸し出されたマレーヴィチ「シュプレマティスム・コンポジション」の行方? ほか)
4 アートと表現の自由(メイプルソープの写真作品はわいせつか?;「センセーション展」は公共の施設で開催できないのか? ほか)
5 アート・文化財・環境の保全(クリストとジャンヌ・クロード「オーバー・ザ・リバー」は環境破壊なのか?;「ストーンヘンジと関連遺跡群」を横切る車道を地下トンネル化できるか? ほか)

著者等紹介

島田真琴[シマダマコト]
弁護士(一橋綜合法律事務所パートナー)。1979年慶應義塾大学法学部卒業。1981年弁護士登録。1986年ロンドン大学ユニバーシティカレッジ法学部大学院修士課程修了(Master of Law)。ノートンローズ法律事務所、長島大野法律事務所勤務、慶應義塾大学教授等を経て、2022年より現職。2005年から2007年まで新司法試験考査委員。2015年から2016年ロンドンシティ大学ロースクール客員研究員、2018年より同大学名誉客員教授。英国仲裁人協会上級仲裁人(FCIArb)。2022年よりアート仲裁裁判所(CAfA)登録仲裁人。専門:国際商取引一般、国際訴訟及び国際仲裁、アート法、イギリス法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スプリント

5
興味深い事例・ケースが多く没入できた。 2023/09/08

Kolon

2
絵画の著作権や売買の歴史はややマニアックだが掘り下げると面白い分野である。特に中世ヨーロッパにおいての画家とクライアントのビジネスの在り様は興味深い。 ピカソは自分の著作権の価値を理解して巨万の富を築いた人だがアーティストとしてはかなり例外的なビジネス的素養を持った人物だったと言えるだろう。2024/03/26

Humbaba

2
その絵を購入したのは何が決め手なのか。そして、その真贋を見抜けるだけの人が購入したのか。それによって、贋作を掴んでしまったときにどこまで保証するべきなのかが変わってくる。契約の時点でそこまで決めて、契約書に明記ができればそれが最も簡単なのだが、多くのケースにおいては実際に問題が生じるまではそれが問題になることや、その解決にどれだけの労力がかかるかを想像するのは難しい。2024/02/10

P-man

2
美術品を巡る取引や保護に関する裁判事例を、法律の素人にもわかるような言葉で(これが本当にありがたい)紹介してくれる一冊。レオナルドが当事者になった昔のものは一例だけで、あとはすべて現代の裁判だが、そのテーマ性や国ごとの性格、アートというものの捉え方の違いがまとまっていて非常におもしろく読めました。まあ、正直やっぱり訴訟やらなんやらのお話なのでゲンナリする部分は多いのですが(日本のあいちトリエンナーレ……)その問題点・争点を理路整然と法解釈されていくのが読んでいて気持ちよくもあります。2023/07/06

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