出版社内容情報
世界はなぜ『ドライブ・マイ・カー』に熱狂したのか?
アカデミー賞国際長編映画賞、カンヌ国際映画祭脚本賞、全米批評家協会賞4冠などに輝いた濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』。世界を席巻した本作について、アメリカ、日本、香港、台湾、韓国の研究者が徹底分析。
『ドライブ・マイ・カー』はなぜ世界的な評価を得ることができたのか。アメリカ、日本、香港、台湾、韓国の研究者が論考を寄せた国際シンポジウムDrive My Car : A Symposium on Hamaguchi’s Cross-Media Vehicleの内容に加え、西崎智子氏(広島フィルム・コミッション)、文化庁参事官(芸術文化担当)、そして濱口竜介監督への特別インタビューを追加収録。
内容説明
『ドライブ・マイ・カー』はなぜ世界的な評価を得ることができたのか。アメリカ、日本、香港、台湾、韓国の研究者が論考を寄せた国際シンポジウムDrive My Car:A Symposium on Hamaguchi’s Cross‐Media Vehicleの内容に加え、西崎智子氏(広島フィルム・コミッション)、文化庁参事官(芸術文化担当)、そして濱口竜介監督への特別インタビューを追加収録。
目次
『ドライブ・マイ・カー』のせいで気が狂いそうだ(D・A・ミラー(佐藤元状訳))
『ドライブ・マイ・カー』を斜めから読む(斉藤綾子)
インタビュー1『ドライブ・マイ・カー』と広島(西崎智子氏「広島フィルム・コミッション」)
バザンへの回帰―『ドライブ・マイ・カー』における「ワーニャ伯父さん」(ロバート・チェン(冨塚亮平訳))
越境する赤いサーブ―濱口竜介の『ドライブ・マイ・カー』論(ファン・ギュンミン)
『ドライブ・マイ・カー』、あるいは悲しみと過ぎ去った世界について(メアリー・ウォン(佐藤元状訳))
インタビュー2『ドライブ・マイ・カー』と映画振興事業(文化庁参事官「芸術文化担当」)
他者の声を聴け―『ドライブ・マイ・カー』における他者性の構築と受容(藤城孝輔)
世界の循環と生の反復―映画『ドライブ・マイ・カー』における水の主題系と音を伴う回転のモチーフ(伊藤弘了)
アダプテーションの終わりに向かって―濱口竜介の『寝ても覚めても』と『ドライブ・マイ・カー』における翻訳の始まり(佐藤元状)〔ほか〕
著者等紹介
佐藤元状[サトウモトノリ]
慶應義塾大学教授。英文学者、映画研究者
冨塚亮平[トミズカリョウヘイ]
神奈川大学助教。米文学、文化研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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