出版社内容情報
世界政治の新たな仕組みとルールの形成を模索する。
現代世界の紛争や協調はどのような原因やメカニズムで生じているのか。いかなる世界・地域・国家の統治の仕組み(ガバナンス)が模索されているのか。さまざまな地域の実例にフォーカスしつつ、政策の実践と理論・分析枠組みを相互作用させて検証する。
内容説明
世界政治の新たな仕組みとルールの形成を模索する。現代世界の紛争や協調はどのような原因やメカニズムで生じているのか。いかなる世界・地域・国家の統治の仕組み(ガバナンス)が模索されているのか。さまざまな地域の実例にフォーカスしつつ、政策の実践と理論・分析枠組みを相互作用させて検証する。
目次
第1部 リベラルな秩序と管理された秩序の相克(権威主義の台頭と民主主義の後退;市場経済と国家;サイバー・宇宙空間・技術のガバナンス)
第2部 世界と地域のガバナンス(ロシアとユーラシア世界;米欧世界とは何か―価値による生き残り戦略;バイデン政権が向き合った三つの危機―そして、新たに加わったウクライナ危機 ほか)
第3部 地域と社会のガバナンス(民族・宗教からみる「法治」と「中国化」;中国の政策執行における政治動員―農村の基層ガバナンスの課題;ムスリマのヴェールをめぐる議論と実践―インドネシアを事例に ほか)
著者等紹介
神保謙[ジンボケン]
慶應義塾大学総合政策学部教授。専門分野:国際政治学。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程単位取得退学。博士(政策・メディア)
廣瀬陽子[ヒロセヨウコ]
慶應義塾大学総合政策学部教授。専門分野:国際政治、旧ソ連地域研究。東京大学大学院法学政治学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(政策・メディア)。主要著作:『コーカサス―国際関係の十字路』(集英社新書、2008年)(第21回「アジア・太平洋賞」特別賞受賞)
加茂具樹[カモトモキ]
慶應義塾大学総合政策学部教授。同学部長。専門分野:地域研究(現代中国政治外交)、比較政治学。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了。博士(政策・メディア)
和田龍磨[ワダタツマ]
慶應義塾大学総合政策学部教授。専門分野:国際マクロ経済学、計量経済学。慶應義塾大学経済学部卒業、ボストン大学経済学博士課程修了。Ph.D.(経済学)
土屋大洋[ツチヤモトヒロ]
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授。専門分野:国際関係論、情報社会論、サイバーセキュリティ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了。博士(政策・メディア)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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