読む戯曲(レーゼ・ドラマ)の読み方―久保田万太郎の台詞・ト書き・間

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  • サイズ A5判/ページ数 242p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766428537
  • NDC分類 912.6
  • Cコード C3095

出版社内容情報

万太郎没後60年を前に

すべての演劇関係者に贈る



「軽妙」の底に漂う「あはれ」、それは「会話」で醸し出されるのか?

沈黙が複雑な感情を照らし、ト書きが時空間の奥行きをつくる。



戯曲は小説、詩歌、批評と並ぶ文学の主要ジャンルであると同時に、俳優、劇場、観客といった演劇の基本的な構成要素である。戯曲の言葉は〈読まれる〉とともに〈話される〉ことを前提としている点で、常に生きた人間の身体性に迫るベクトルを内包しており、演出、脚色、装置、照明、効果、音楽といった要素が加わることで総合芸術としての解釈を可能にする。しかし、戯曲を研究対象にする場合、私たちは無機質な活字に托された言語表現を読み解く以外にその劇的世界を享受する術をもたない。

本書は、万太郎が自身の創作世界をどのように構築していったのか、小山内薫らと始めた〈古劇研究会〉、小説と戯曲を溶解させたかのようなト書き、草創期のNHKラジオ・ドラマに深く関わったことなど、万太郎の戯曲世界を多面的・分析的に読み解いていくものである。

内容説明

「軽妙」の底に漂う「あはれ」、それは「会話」で醸し出されるのか?沈黙が複雑な感情を照らし、ト書きが時空間の奥行きをつくる。

目次

序 読む戯曲とは何か
第1章 “古劇研究会”からの出発
第2章 “見えざる劇場”の系譜―木下杢太郎から久保田万太郎へ
第3章 方法としての読む戯曲
第4章 小説/戯曲の溶解―久保田万太郎のト書き
第5章 「大寺学校」論―はなし・かたり・うた
第6章 「ゆく年」論―「宮戸座」あるいはその陰翳
第7章 原風景としての黙阿弥―その受容と変奏
第8章 ラジオ・ドラマの季節
第9章 久保田万太郎と空襲

著者等紹介

石川巧[イシカワタクミ]
1963(昭和38)年、秋田県生れ。都留文科大学卒業、成蹊大学大学院修士課程修了。93年、立教大学大学院後期課程満期退学。山口大学、九州大学を経て、現在、立教大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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澄川石狩掾

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久保田万太郎の「読む戯曲(レーゼドラマ)」は、葛藤・対立とそのカタルシスという一般的な舞台に掛ける戯曲とは異なり、大きな事件もなく対話のずれを中心とするものであったという。また、久保田の戯曲はト書きに力が入れられており、「小説/戯曲の溶解」を生じさせていたという。同時代の倉田百三も「レーゼドラマ」を主張していたが、彼のそれを読んでみると内容はむしろ普通の戯曲でト書きも特徴的ではなく、倉田のレーゼドラマ論がますますよく分からなくなった。2024/08/17

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