出版社内容情報
化粧、美容整形、脱毛、ハイヒール……
美しくなろうとするのは「個人の選択」なのか?
女性たちはかつてコルセットや纏足で足腰を変形させたように、今もなお身体に負荷をかけながら美を追求している。健康と引き換えに美しくなることで女性たちが生きやすくなるのなら、この社会は一体どんな社会なのだろうか?
本書は、美容行為(産業から日常的なものまで)を、男性支配と女性の従属を促進させる「有害な文化習慣」としてとらえ、西洋中心的・男性中心的価値観を痛烈に批判する。
韓国・脱コルセット運動の原点にもなった、ラディカルフェミニズムの名著。
内容説明
女性たちはかつてコルセットや纏足で足腰を変形させたように、今もなお身体に負荷をかけながら美を追求している。健康と引き換えに美しくなることで女性たちが生きやすくなるのなら、この社会は一体どんな社会なのだろうか?本書は、美容行為(産業から日常的なものまで)を、男性支配と女性の従属を促進させる「有害な文化習慣」としてとらえ、西洋中心的・男性中心的価値観を痛烈に批判する。韓国・脱コルセット運動の原点にもなった、ラディカル・フェミニズムの名著。
目次
序章 女性の従属と自傷としての美容行為
第1章 身体を支配する文化―主体性か従属か
第2章 西洋における有害な文化的慣行
第3章 トランスフェミニニティ―男が実践する「女らしさ」の現実
第4章 ポルノ化する文化―性産業が構築する「美」
第5章 ファッションとミソジニー
第6章 化粧の罠―日常の美容行為に潜むもの
第7章 足と靴のフェティシズム―足を不自由にされる女たち
第8章 切り刻まれる女―代理的自傷行為としての美容行為
終章 自傷の文化から抵抗の文化へ
著者等紹介
ジェフリーズ,シーラ[ジェフリーズ,シーラ] [Jeffreys,Sheila]
イギリス出身のフェミニスト学者。1991年にオーストラリアに移住、メルボルン大学社会政治学部で教授を務めた。性の政治学、レズビアンフェミニズムなどのテーマについて多数の著作がある。国際的な女性運動にも携わり、オーストラリア女性人身売買反対連合(CATWA)を創設した。2015年に大学を退職し、イギリスに戻って活発な著述活動をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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