時を漂う感染症―国際法とグローバル・イシューの系譜

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時を漂う感染症―国際法とグローバル・イシューの系譜

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  • サイズ 46判/ページ数 353p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766427622
  • NDC分類 329
  • Cコード C0022

出版社内容情報

▼疫病と世界の変容をめぐる170年を描く。

▼感染症への国際的対応を読み解くキーワード、それは「国際法」の歴史にあった。

▼ペスト、コレラ、天然痘、エイズ、SARS、新型コロナウイルス…。国際社会において、感染症と国際法がどのように交わり、変化し、次の世代に継承されていったのか。「国際法」というレンズを通して描きながら、現在世界が直面する問題に切り込む意欲作。



「ウイルスや細菌などの病原体は人体に侵入して寄生・増殖し、やがて症状を引き起こす。それが、感染症という病である。結核菌や麻しんウイルスといった感染症の病原体は、飛沫核(飛沫から水分が蒸発した小さな粒子)となっても感染性を失わず、空間を漂って移動する。ただし、感染症が漂うのは空間だけではない。コレラ、ペスト、HIV/エイズ、重症急性呼吸器症候群(SARS: Severe Acute Respiratory Syndrome)、エボラ出血熱、新型インフルエンザ、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)。入れ替わり立ち替わり登場し、あるいはその姿を変えながら再登場する感染症が、悠久の時の流れから消えたことはない。時間軸という名の気流に乗り、過去から現在、未来へと間断なく移り動く様は、さながら、「時を漂う感染症」である。」(本書「はじめに」から)

内容説明

ペスト、コレラ、天然痘、エイズ、SARS、新型コロナウイルス感染症…。国際社会において感染症と国際法がどのように交わり、変化し、次の世代にどう継承されていったのか?どのアクターが、いつ、どのように、なぜ、感染症をめぐる国際法に変化をもたらしたのか?感染症と国際法の関係の系譜を辿ることにより、その変化の様相を可視化する。国際体制の変容や、国益・脅威に関する認識の(再)構成、科学・医学の発展といった、変化の背景にあった諸要因にも意識を向ける。

目次

第1編 1851年‐1940年代中頃(1851年‐1890年代―国際衛生会議と国際衛生条約;1900年代‐1910年代―東方の脅威からの防衛;1920年代―欧州から世界へ;1930年代―海陸から空へ)
第2編 1940年代後半‐1970年代(1940年代後半―WHOの誕生;1950年代―国際衛生規則;1960年代―1970年代―国際保健規則)
第3編 1980年代‐2020年(1980年代‐1990年代―国際人権法との連動;2000年代―国際保健規則の再生を目指して;2010年代―安全保障との連動;2020年代―COVID-19(新型コロナウイルス感染症)と新たな課題)
第4編 グローバル・イシュー(感染症医薬品と特許権;ワクチン;生物兵器とバイオテロ;時を漂う感染症―レジーム論から見る国際法の軌跡)

著者等紹介

新垣修[アラカキオサム]
沖縄出身。国際基督教大学(ICU)教養学部教授。PhD in Law(Victoria University of Wellington)。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)法務官補、国際協力機構(JICA)ジュニア専門員、ハーバード大学ロースクール客員フェロー、東京大学大学院総合文化研究科客員准教授、関西外国語大学外国語学部教授、広島市立大学国際学部教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヤギ郎

11
ペストやコレラ、COVID19といった感染症の歴史を振り返りながら、感染症へ対抗していく国際社会の動きを描いた一冊。まず、国際法や国際政治の視点から感染症の流行が国際社会にもたらす影響と国際的な公衆衛生制度・枠組みをまとめる。初めて国際的な場所で感染症について議論した第1回国際衛星会議から170年が経ち、感染症に立ち向かう国際法の進化を見る。後半では、医薬品の特許権、ワクチン、バイオテロといった各イシューで国際法の枠組みを観察する。国際法の教科書と違った視点から国際法が学べる。2023/01/27

1
交流の制限は可能か。2021/11/08

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