ハンス・ヨナス 未来への責任―やがて来たる子どもたちのための倫理学

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ハンス・ヨナス 未来への責任―やがて来たる子どもたちのための倫理学

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  • サイズ 46判/ページ数 274p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766427554
  • NDC分類 151.2
  • Cコード C0010

出版社内容情報

▼科学技術文明において、現在世代は未来世代を滅ぼすことができる。

アウシュヴィッツの惨禍を生きた哲学者が描く、テクノロジー時代の新たな倫理学



▼気候変動、ゲノム編集、放射性廃棄物――



テクノロジーは、遠い未来にまで影響を及ぼす。

したがって私たちは、まだ生まれていない未来世代に対し、責任を負わなければならない。直感的にはそう思える。

しかし、存在していない者とは合意形成ができず、またそこに人権を認めることもできない。

ここに、ハンス・ヨナスの提唱した、まったく新しい未来倫理学の考え方が呼び出される。

ユダヤ人として二〇世紀を生き、自ら戦場に立った彼は、なぜ「未来への責任」を見出し、そしてどのような思索を重ねたのか。

気鋭の若手による、ヨナス研究の新たな地平。

内容説明

テクノロジーは、遠い未来にまで影響を及ぼす。したがって私たちは、まだ生まれていない未来世代に対し、責任を負わなければならない。直感的にはそう思える。しかし、存在していない者とは合意形成ができず、またそこに人権を認めることもできない。ここに、ハンス・ヨナスの提唱した、まったく新しい未来倫理学の考え方が呼び出される。ユダヤ人として二〇世紀を生き、自ら戦場に立った彼は、なぜ「未来への責任」を見出し、そしてどのような思索を重ねたのか。気鋭の若手による、ヨナス研究の新たな地平。

目次

第1章 人間と想像力―哲学的人間学1
第2章 歴史をめぐる問い―哲学的人間学2
第3章 死の存在論とニヒリズム―哲学的生命論1
第4章 テクノロジーの脅威―技術論
第5章 生命とは何か―哲学的生命論2
第6章 傷つきやすさへの責任―未来倫理学1
第7章 未来世代への責任―未来倫理学2
第8章 アウシュヴィッツ以降の神―神学
おわりに―やがて来たる子どもたちのために

著者等紹介

戸谷洋志[トヤヒロシ]
1988年生まれ。哲学専攻。関西外国語大学・准教授。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。第31回暁烏敏賞(2015年)、第41回エネルギーフォーラム賞優秀賞(2021年)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

56
私たちは、生れていない未来世代を脅かす力をもっている。すぐにCO2排出量を削減できるかどうかが、100 年後の人類世界を大きく左右する(1頁)。人間らしさとは何だろうか(14頁)。想像力だと読んでいくと理解される。人間だけが創造力をもつ(22頁)。想像力が対象を 多様な形で(傍点)描き出す能力(36頁)。二つの責任、契約責任と自然責任(129頁~)。責任とは傷つきやすい他者の存在への配慮(143頁)。人間の尊厳。責任能力を指している(153頁)。時間的な責任と神学的な責任(傍点、190頁)。2022/10/05

urigaya

1
やがて来たる子どもたちのための倫理学・・・という概要に興味を持ち読み始めたものの、ハンス・ヨナス個人の論評を繰り返し洗脳される結果となった。親には、子どもが誰であるかを決めることはできない、その子供が、その子供である責任は誰にもない、だからこそ、親じゃその子供を守る権利を引き受ける、なぜなら、その子供は世界にたった一人しか存在しないのだから。この視点、あるいは価値観、世界観で、すべての子供(=人間)を見つめることができたなら、この世は少しずつ変化していくのではないだろうか。2021/09/25

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