出版社内容情報
なぜ紛争は長期化し、暴力は再発するのか?
▼冷戦終結後、世界各地で民族対立による紛争が長期化し、解決が難航しているのはなぜか。
▼「南アジアのバルカン」とも言われるインド北東部は、複雑な民族構成に起因する紛争が多発し、政治的合意が得られたあとも多くの住民が避難を余儀なくされている。
インド政府により取材が制限されるなか、避難民や運動指導者らに行った聞き取り調査をもとに、「なぜ暴力が終わらないのか」という現代の難問に挑んだ一冊。
内容説明
冷戦終結後、世界各地で国内における民族紛争が長期化し、解決が難航しているのはなぜか。「南アジアのバルカン」ともいわれるインド北東部の紛争地域での聞き取り調査をもとに、現代の難題の解決策への糸口を探る試み。
目次
序章 ポスト紛争期の暴力と人間の安全保障
第1章 紛争・ポスト紛争期の暴力と紛争解決としての連邦制
第2章 インド北東部におけるエスニック紛争と「うわべだけの連邦制」
第3章 ボドランド運動とポスト紛争期の暴力
第4章 1990年代暴動と国内避難の長期化―ボドランドにおける地方専制者の出現
第5章 暴力の再発とエスニックな専制政治
終章 紛争と暴力の長期化を終わらせるために
著者等紹介
木村真希子[キムラマキコ]
津田塾大学学芸学部多文化・国際協力学科教授、明治学院大学国際平和研究所客員所員。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学、インドJawaharlal Nehru University,School of Social Sciences,Centre for the Studies of Social Systems,Ph.D.。専門領域:国際社会学、南アジア地域研究、エスニシティ/ナショナリズム研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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