出版社内容情報
受益と負担のバランス回復を!
日本が世界に誇る「国民皆保険」制度も、形骸化が進み、それを維持するための財政基盤もいまや風前の灯!
国民の暮らしと健康を守れる公的医療保険制度を、どのように次世代へとつないでいくか。
データとエビデンスを精査・駆使してこれからの医療保険財政と医療提供体制のあり得べき姿を模索する意欲作。
▼“公的” 医療保険制度が直面する課題を四つのポイントに集約。
▼専門家だけではない、幅広い層の読者に向けた骨太のメッセージ!
①高齢化の進行、 ②雇用形態の変化、 ③財政健全化とのバランス、 ④科学技術の進歩に伴う高額医療費の登場――論点を大きくこの四つに整理し、多様化と構造変化に伴って従来型の制度のままでは維持が難しくなってきたわが国の医療保険制度をこの先どう支えていくか、そのために必要不可欠なこと、乗り越えるべき課題とは何かを鮮明に浮かび上がらせる。
社会保障研究のスペシャリストが、「いま真剣に考え直すべき論点」を丁寧に解説。
内容説明
受益と負担のバランス回復を!日本が世界に誇る「国民皆保険」制度も、形骸化が進み、それを維持するための財政基盤もいまや風前の灯!国民の暮らしと健康を守れる公的医療保険制度を、どのように次世代へとつないでいくか。データとエビデンスを精査・駆使してこれからの医療保険財政と医療提供体制のあり得べき姿を模索する意欲作。
目次
第1章 わが国の医療保険制度
第2章 医療保険財政の危機
第3章 働き方の変化が医療保険に迫る変革
第4章 国民健康保険はどこへ向かうのか
第5章 高額医療費の登場と薬剤費統計
第6章 社会保険としての医療保険
著者等紹介
西沢和彦[ニシザワカズヒコ]
1965年生まれ。89年、一橋大学社会学部卒業、三井銀行入行。98年より(株)さくら総合研究所環境・高齢社会研究センター主任研究員。2001年、(株)日本総合研究所調査部主任研究員。2002年、法政大学修士(経済学)取得。社会保障審議会年金部会委員、社会保障制度改革国民会議委員等を歴任。現在(株)日本総合研究所調査部主席研究員。主著に『年金制度は誰のものか』(日本経済新聞出版社、2008年、日経・経済図書文化賞)、『税と社会保障の抜本改革』(日本経済新聞出版社、2011年、日本公認会計士協会学術賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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