出版社内容情報
▼「テロ」。その政治的暴力の真実を探る。
「テロ」とは果たして何なのか。
終わることのないテロの問題は、我々にも決して無関係ではありえない。
理論と実際の両面からテロ問題の全体像の素描を試みる。
内容説明
「テロ」。政治的暴力の真実。我々にも決して無関係ではありえない。理論と実際の間にある本質を鋭く描く。
目次
第1部 リテラシーを得る―テロに関する学術理論は何を語るのか?(「テロリズム」とは何なのか;テロの歴史―新しいもの、古いもの?普遍のもの、変化するもの?;テロの特徴(その1)―非対称性
テロの特徴(その2)―資金、攻撃手法、形態等
テロ発生のメカニズム―テロはなぜ発生するのか?
テロの発生を未然防止するための諸施策)
第2部 現実と理論の対話―テロに関する学術理論は現実の理解に役立つのか?(近年のテロ情勢の概観;アルカイダとISIS;米国の国内テロをめぐる情勢―国際テロより深刻かもしれない?;日本のテロ情勢の歴史;日本におけるテロの発生を未然防止するための諸施策)
第3部 総括―テロに関する学術理論は将来をどのように見るのか?(テロ研究とテロ対策の将来)
著者等紹介
小林良樹[コバヤシヨシキ]
明治大学公共政策大学院(専門職大学院)ガバナンス研究科特任教授。早稲田大学博士(学術)、ジョージワシントン大学修士(MIPP)。香港大学修士(MIPA)。トロント大学修士(MBA)。1964年東京都生まれ。1987年、東京大学法学部卒業後に警察庁入庁。警察庁警備局外事第一課課長補佐、在香港日本国総領事館領事、在米国日本国大使館参事官、警察庁国際組織犯罪対策官、慶應義塾大学総合政策学部教授、高知県警本部長等を歴任。2016年3月からは内閣情報調査室の内閣情報分析官(国際テロ担当)として、テロ情勢分析に従事。2019年3月、内閣官房審議官(内閣情報調査室・内閣情報分析官)を最後に退官。同年4月より現職。専門はインテリジェンス、テロリズム、社会安全政策等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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