南方熊楠のロンドン―国際学術雑誌と近代科学の進歩

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  • サイズ A5判/ページ数 280p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766426502
  • NDC分類 053
  • Cコード C3039

出版社内容情報

雑誌の国のKUMAGUSU

19世紀末、最先端の都市ロンドンに留学し、

国際学術誌『ネイチャー』『ノーツ・アンド・クエリーズ』『フラヘン』に376篇もの

英文論考を寄稿した南方熊楠の営為を捉えなおす、気鋭の力作。



イギリスと東洋が関係を深めつつあった19世紀末、

当時、最先端の都市だったロンドンに留学し、

大英博物館リーディング・ルームを主たる舞台として

世界各国の辞書や事典を渉猟し、学問的研鑽を積んだ熊楠は、

いかにして欧米の学術空間に受け入れられたのか。



国際学術誌『ネイチャー』『ノーツ・アンド・クエリーズ』『フラヘン』に

376篇もの英文論考を寄稿し、東洋からの知見の提供によって、

近代科学の発展を支えた南方熊楠の営為を

歴史的・国際的な視点から捉えなおす、気鋭の力作。

内容説明

イギリスと東洋が関係を深めつつあった19世紀末、当時、最先端の都市だったロンドンに留学し、大英博物館リーディング・ルームを主たる舞台として世界各国の辞書や事典を渉猟し、学問的研鑽を積んだ熊楠は、いかにして欧米の学術空間に受け入れられたのか。国際学術誌『ネイチャー』『ノーツ・アンド・クエリーズ』『フラヘン』に376篇もの英文論考を寄稿し、東洋からの知見の提供によって、近代科学の発展を支えた南方熊楠の営為を歴史的・国際的な視点から捉えなおす、気鋭の力作。

目次

雑誌の国の熊楠―英文論文三七六篇の意義と価値
第1部 『ネイチャー』―近代科学を支えた雑誌という装置(ロンドンでの二つの「転換」―なぜ植物学から離れたのか;「東洋の星座」に秘められた戦略―古天文学と比較民族学;一九世紀末の『ネイチャー』を読む―先端科学と科学啓蒙のあいだ;東洋への関心―日本、中国、インド;東洋の情報提供者から世界の探求者へ―そして熊楠の挫折;『ネイチャー』からの撤退―変容する雑誌空間)
第2部 『ノーツ・アンド・クエリーズ』―ローカルな知とグローバルな知の接合・衝突する場(熊楠と『ノーツ・アンド・クエリーズ』―三四年間の投稿生活;質疑応答するアマチュア知識人たち―『ノーツ・アンド・クエリーズ』という世界;辞書の黄金時代―『オクスフォード英語大辞典』『エンサイクロペディア・ブリタニカ』を生みだした場所;『ノーツ・アンド・クエリーズ』的空間の世界展開―人文科学者たちの見はてぬ夢;熊楠は『ノーツ・アンド・クエリーズ』をいかに利用したか―論文執筆の目的;熊楠の西洋世界への貢献―その英文論文はいかに利用されたか)
国際的知的空間における熊楠の役割と価値―新しい熊楠像へ

著者等紹介

志村真幸[シムラマサキ]
南方熊楠顕彰会理事、南方熊楠研究会運営委員、慶應義塾大学非常勤講師。1977年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。2001年より南方熊楠旧邸での資料調査に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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minochan

3
日本人でNature誌に51本も論文を掲載した天才、というイメージを持っていたが、実際には当時のNatureの読者投稿欄に査読なしでコメントが掲載されたものだったと知った。しかし、当時の学問のあり方を考えると、むしろそうしたアマチュアの議論こそが科学を支えていた側面もあったと納得。東洋人としてイギリスの学問世界に戦略的に入門する姿を、自分の状況と重ねて考えると、やる気が湧いてきた。2025/03/19

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