出版社内容情報
音楽がなければ人生は過ち?
アメリカの気鋭の研究者による、音楽の哲学および芸術の哲学の入門書。
単なる音と音楽の違い、音楽鑑賞に必要な知識、音楽と情動の関係、音楽経験がもたらすスピリチュアリティなど、古くから哲学・美学で議論されてきた問題をとりあげ、音楽を哲学的に考察する。
ベートーヴェン、ハイドン、ビートルズ、レッド・ツェッペリン、キング・クリムゾン、マイルス・デイヴィスやジャコ・パストリアス、ラヴィ・シャンカル――クラシックからポピュラー音楽まで、豊富な例とともに音楽の本質に迫る。
内容説明
本書は、アメリカの気鋭の研究者による、音楽の哲学および芸術の哲学の入門書である。単なる音と音楽の違い、音楽鑑賞に必要な知識、音楽と情動の関係、音楽経験がもたらすスピリチュアリティなど、古くから哲学・美学で議論されてきた問題をとりあげ、音楽を哲学的に考察する。―クラシックからポピュラー音楽まで、豊富な例とともに音楽の本質に迫る。
目次
第1章 耳に触れる以上のもの―音楽と芸術(鳥の歌;音楽であるもの/音楽的なもの ほか)
第2章 言葉とともに/言葉なしに―理解して聴く(教養なき知覚;純粋主義 ほか)
第3章 音楽と情動(しるしとシンボル;表出と表出的性格 ほか)
第4章 超越へといざなうセイレーンの声(実在の語りえなさ;美から崇高へ ほか)
著者等紹介
グレイシック,セオドア[グレイシック,セオドア] [Gracyk,Theodore]
1984年にカリフォルニア大学デービス校で哲学の博士号を取得。1986年よりミネソタ州立大学ムーアヘッド校の哲学部・助教授、1991年より同校の准教授を経て、1997年から同校の教授。2013年よりThe Journal of Aesthetics and Art Criticismの共同編集長、2014年よりBritish Journal of Aestheticsの編集委員を務める。主な専門は音楽美学、芸術哲学、現代哲学史
源河亨[ゲンカトオル]
2016年に慶應義塾大学にて博士(哲学)を取得。現在は、日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)、慶應義塾大学および日本大学芸術学部非常勤講師。専門は心の哲学、美学
木下頌子[キノシタショウコ]
桐朋学園大学音楽学部卒。2018年に慶應義塾大学文学研究科博士課程を単位取得退学し、現在は同大学通信教育部非常勤講師。専門は言語哲学、哲学方法論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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