出版社内容情報
▼宗教改革時代、日本とヨーロッパでキリスト教が異端・異教徒・宗教的マイノリティとどのように共存/排斥したか、歴史的に考察。
宗教改革の時代、キリスト教がいかに他宗教や異文化を認識し、ときに宗教的マイノリティを排斥しつつも、融和を図っていったのかを考察する。第一部は「日本における寛容」、第二部は「ヨーロッパにおける寛容」。
内容説明
キリスト教は異端、異教、異文化とどのように向き合い、排斥/共存してきたのか。宗教的マイノリティの視点も取り入れ、第一人者たちが「寛容」を問い直す。
目次
キリスト教における「寛容」とは
第1部 日本における寛容(元和の大殉教と宣教師の寛容;島原の乱と「立ち帰り」―一揆とキリシタン信仰;「寛容」をめぐる政権と仏教勢力;ルイス・フロイスの見た一六世紀の京都;戦国大名大友宗麟の「寛容」 ほか)
第2部 ヨーロッパにおける寛容(レッシング『賢者ナータン』のアクチュアリティ;モンテーニュと文化的寛容;一六‐一七世紀前半のイングランドにおける宗教改革と反カトリック;近世ヨーロッパを生き抜く宗教的マイノリティ再洗礼派―多宗派併存都市ノイヴィートのメノー派を中心に;中近世スペインにおける宗教的マイノリティ ほか)
全体の総括と寛容の問題を理解するための視角
著者等紹介
浅見雅一[アサミマサカズ]
慶應義塾大学文学部教授。1962年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了。東京大学史料編纂所助手、同助教授などを経て現職。専門はキリシタン史
野々瀬浩司[ノノセコウジ]
慶應義塾大学文学部教授。1964年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(史学)。専門はスイス宗教改革史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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