感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
夏
22
『薔薇の名前』は、随所に記号論的分析、聖書分析、西洋中世研究、文学理論をふんだんに盛り込んだ小説である。ミステリー、探偵小説、歴史小説のいずれにも読むことができる、重厚な作品だ。この本はそんな『薔薇の名前』を、わかりやすく丁寧に紐解いてくれる良書であった。それもそのはず、まず参考文献の数が異様に多い。こんなにたくさんの本を参照したからこそ、こんなに興味深く読める専門書を書けたのだなと納得した。『薔薇の名前』が好きな人には是非読んでほしい一冊。この世界にまたもや誘われること間違いなし。★★★★★2022/11/07
kakoboo
12
薔薇の名前が100ページくらいでとまってしまったので、こちらにシフト。 原作も100ページくらいまでが難しくて編集者からしゅうせいするようにと言われたが、エーコかそれを拒否したみたいなので安心しました笑 中世を中世から語る試み、作品内に散りばめられたしかけ、そしてその当時の背景が学術的かつわかりやすく書かれていました。12-13世紀のみならずそれ以降に与えた影響や、20世紀になってわかったことなど、なんというかロマンを感じるものがありました。20年近く昔ですが世界史を勉強していたのが助かった… 2022/09/26
ettyan えっちゃん
11
薔薇の名前本編の再読の前に、研究所を手に取るが、これがすこぶる読みやすくて面白い。なんだ、これなら本編いらないじゃない(失礼)というぐらい、詳細で物語のアウトラインもなぞってくれるので、本当にわかりやすいし、読みやすい。図も豊富で、細かなところに手が届く解説なのでおすすめ。2024/05/06
nekozuki
8
『薔薇の名前』の舞台である中世ヨーロッパについての時代背景や登場する小物の意味等、よく分からなった部分がよりクリアになる解説書。『薔薇の名前』だけでも非常に面白いが、本書の解説を読むと、エーコの意図がより細かいところまで理解できより楽しめる。 但し、本書前半部分は『薔薇の名前』の概略説明のようになっているため、小説読後に読む分には不要。2026/03/25
晶
6
薔薇の名前について詳しい解説をしてくれている。でもその解説すら私にはまだ難しい。だから飽きないんだろうな。薔薇の名前もまた読もう。大好きなショーンコネリーの映画もまた観よう。2021/11/07




