出版社内容情報
本『精選?』では古典短歌、近代短歌の本質論と、歌人・釈迢空の歌だけが持つ力、みずみずしい心の秘奥を短歌実作にみるものである。折口信夫の最後の弟子が後世に残す
折口信夫のエッセンス
いのちの言葉のしらべを追究した短歌の本質論と
迢空短歌にみる心の秘奥
折口信夫にとって「短歌」は、現代文学の一ジャンルではない。古代人との魂のひびきあいの声であり、日本人の伝統生活を現代にみちびく凝縮とよみがえりである。本『精選?』では、いのちの言葉のしらべをダイアローグに復活するために追究した古典短歌、近代短歌の本質論と、歌人・釈迢空の歌だけが持つ力、みずみずしい心の秘奥を短歌実作にみるものである。
凡 例
短歌本質成立の時代 万葉集以後の歌風の見わたし
女房文学から隠者文学へ 後期王朝文学史
歌の円寂する時
新古今前後(抄)
評価の反省
*
『世々の歌びと』追ひ書きにかへて 明治の新派和歌
女流の歌を閉塞したもの
*
迢空短歌編
師の家の歌の明け暮れ 岡野弘彦
解題 長谷川政春
折口 信夫[オリクチ シノブ]
著・文・その他
岡野 弘彦[オカノ ヒロヒコ]
編集
長谷川 政春[ハセガワ マサハル]
著・文・その他
内容説明
折口信夫の最後の弟子が後世に残す、折口信夫のエッセンス。いのちの言葉のしらべを追究した短歌の本質論と、迢空短歌にみる心の秘奥。
目次
短歌本質成立の時代―万葉集以後の歌風の見わたし
女房文学から隠者文学―後期王朝文学史
歌の円寂する時
新古今前後(抄)
評価の反省
『世々の歌びと』追ひ書きにかへて―明治の新派和歌
女流の歌を閉塞したもの
迢空短歌編
著者等紹介
折口信夫[オリクチシノブ]
1887年‐1953年。歌人・詩人、国文学・民俗学・芸能史・宗教学者。筆名・釈迢空。大阪府木津村生れ。國學院大學卒業。國學院大學教授、および慶應義塾大学教授。1953年9月3日逝去(66歳)。能登の墓所に養嗣子春洋とともに眠る
岡野弘彦[オカノヒロヒコ]
1924年、三重県生れ。歌人。日本芸術院会員、文化功労者、國學院大學名誉教授。國學院大學国文科卒業。昭和22年から28年9月の逝去まで、折口信夫と生活を共にして世話をする。『折口信夫全集』『折口信夫全集ノート編』の編集に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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